mixiユーザー(id:3102427)

2019年06月24日14:23

240 view

聴いた!・見た! そして 観た!!

フォト

『昇吉の会』by 春風亭昇吉
この3月、母校の同窓会の催しにお招きし、大好評を博した落語家さん。
せっかくご縁が出来たので、ナマの落語を聴きに、
企画した事業委員5人とその夫君2名で出掛けて行った。

6/12(水)@国立演芸場 19:00〜21:00(休憩10分)
・落語:古今亭今いち >祈祷師が雨を降らそうとするが…  
・落語:「時そば」 春風亭昇吉 >説明不要の名作古典。
・マジック:瞳ナナ
・落語:「稲葉さんの大冒険」春風亭昇吉>新作。冒険のオチは「木(気)に掛かる。」
      ― お仲入り 10分 ―
・舞踏:〜雨の五郎〜 春風亭昇吉<前回の群舞より格段の進歩?(失礼!)
・一管の調:澄川武史<単純な笛だけに巧拙が明白な楽器!美しい音色。
・落語:「中村仲蔵」 春風亭昇吉<大部屋役者の意地!魅せて頂いた。

いわゆる「寄席」とはこんな感じ?
ハッキリ言えば、踊りもマジックも私には不要かなぁ~?(笑)
で、落語はやっぱり古典が好きかなぁ〜?
ま、面白いから今も残って古典になったのよね。
新作… 時代を越えて残るのはどれだけあるのか?
それにしても… 「話芸」… 奥が深い。
昇吉さんも巧いけれど、真打さんの本物の話芸が聴きたくなった。
昇吉さんの益々のご精進とご活躍を期待!!





フォト

『スタジオ公演』by 佐藤桂子スペイン舞踊研究所佐藤桂子・山崎泰スペイン舞踊団
大学の同門の友人が、ずっと続けているフラメンコ!
毎年、この時期の発表会を見て自分も発奮する。

6/15(土)@カメリアホール(亀戸) 16:30〜
第1部 1 Caracoles(カラコーレス)
3人で群舞。 3拍子系。
「Caracol」とはスペイン語でカタツムリの意味。
カタツムリ売りの掛け声が歌詞に盛り込まれた華やかな曲。
友人は美しいアバニコ(扇子)を持ってセンターで踊っていた。
(写真↓は、本公演とは関係ない、他所から頂きモノのカラコーレス)
フォト


第2部 3 Soleá por bulería(ソレアボルブレリア)
物悲しいメロディ、ゆっくりしたリズム、心にしみる歌詞が相まって、
惹きつける踊りとのこと。
友人は、今年はこれをソロで踊った。
私は残念ながら次の予定があって第1部で失礼したが、
最後まで観た同行者によると、ライトをしっかり浴びて、
堂々と踊り切っていた、とのこと。

素人目だが、
数年前までは、踊りの振り付けを頭で辿って踊っているように見えたが、
今は、踊りを自分の中に取込み、自分のモノとして踊っているように
来年はもっともっと美しく舞うのだろう。
その姿で、いつまでも、ヘタレな私を鼓舞して頂きたい。





フォト

フォト

『機械と音楽』by serial number 02
毎回、大きな問題を観る者に提示し、
容易には呑み下せない芝居をぶつけてくる「詩森ろば」さんと劇団「serial number」。
今回は、1910年代から30年代にロシアで起きた芸術運動ロシア・アヴァンギャルド
を背景に、実在の建築家イヴァン・レオニドフを軸とした
建築家たちの群像劇。
フォト


前身となる「風琴工房」で2005年初演の再演との事。
全く無知に等しいこの時代、この分野…
多少の予習はしていったのだけれど…

6/15(土)@吉祥寺シアター 19:00〜
ロシア革命とともに隆盛し、
スターリンの圧政で途絶えた芸術運動ロシア・アヴァンギャルド。
「生活の機械化」を掲げ、効率の良い文化的な暮らしを、
国家の隅々まで行き亘らせようとする国家。
当初、その恩恵を受け台頭してきたのがイヴァン・レオニドフ。
当時の最先端技術の粋を集めたロシアアバンギャルドの金字塔
「第三インターナショナル記念塔(タトリンタワー)」
フォト

の映像が背景のスクリーンに映る中、物語は進む。

イヴァン(田島亮)が理解し突き詰めた建築物は、
様々なコンペティションで高く評価される が…
彼の中には現実性が欠如している。

政治から人間の生き方までも芸術の力で変革しようと試みた
構成主義の建築家たちの激しい葛藤。
同じ「芸術」であっても建築を具現化するには
社会的、経済的及び技術的な制約が課せられる。
そのため多くのイマジネーションは
紙の上にとどまらざるを得なかったのである。
フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


時代の寵児ともてはやされ、多数の設計図を残したイヴァンだが、
結局、建築が実現にこぎつけ現存する建築物は唯一、この
キスロボッスク・ナルコムティアシュフロム・サナトリウムの階段
フォト

だそうである。


究極の効率を求めると、人の住居は蟻や蜂を模したようになる。
生活の最少単位を「家族」ではなく、「個人」
その属性によって集団を形成し…
イヴァンの妻は問う
「本当にそう思うの? 私は“家族”で暮らしたい。」

勉強不足で、舞台で繰り広げられる会話や背景に付いて行けない所は
多々あったが、
単純に思った…
「そりゃあ、無理だわ。 実現不可能だわ。
 それは人間の暮らしじゃないわ…」
そしてやっぱり、「ソ連の共産主義」は崩壊したのよね〜?
人には、無駄やゆとりや選択や失敗や… そんなものが必要なのである。
6 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する