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2019年12月08日23:42

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観劇と写真鑑賞

写真は順に
*HIGHcolors 10回戦「或る、かぎり」チラシ
*ラ・ダンスコントラステ公演「いし」チラシ
*「今 道子 作品展」案内ハガキ

HIGHcolors 10回戦或る、かぎりを下北沢B1小劇場で。
30歳を過ぎてなお引きこもりの長男(山内昭宏)を抱えるネジ工場の家族の物語。
第一子として母親に甘やかされ、おそらく子育てにおいて寡黙な父親(有薗芳記)は不介入だったろうことが、セリフにはないが見て取れる。
ダメな長男に対して次男と三男はしっかり自立、良くも悪くも反面教師。
長男には唯一庇護者の母が死に、葬儀の日。
母の死を受け入れず葬儀にも出ようとしない長男の心をこじ開けたのは、意外な人の奇想天外な方法だった。

ラ・ダンスコントラステ公演いしを木場のギャラリーで。
フランス語で「ici」は「ここで」という意味らしい。
今回の衣装はいつもと違ってた。
女性が普段着的なワンピース、男性はTシャツとパンツ。
ナチュラルな衣装で舞台上に置かれた無数の小石を弄んだり、蹴飛ばしたり。
確かなバレエテクニックに裏打ちされたコンテンポラリーダンスで見応えはあるが、今回は全体に地味な印象だった。

今道子作品展」は、人形作家・四谷シモンさんの人形&シモンさんご本人とコラボレーションした作品群だった。
写真家である今さんを知ったのは、新宿7丁目にかつてあった『火の子』というバーであった。
私が30代の頃に6年間ほどアルバイトした店だ。
当事、画廊「巷房」の女主人が今さんを伴ってよく現れた。
初めて彼女の作品を見た時、それはあまりにも鮮烈な印象だった。
大量の生魚(サンマやイワシが多かったか)と花で構築された独特の構築物を撮影したモノクロ作品、魚の眼がズラズラと並んで不気味かつ異様、一度見たら絶対忘れられない。
今回も魚の頭が並ぶ構築物や、魚の目玉がいっぱい装飾された帽子など不気味で不思議な世界がそこにあった。
帽子を被る男性が四谷シモンさん。
撮影場所は澁澤龍彦さんの私邸だと今さんからうかがった。
掲載写真には、澁澤さんの奥様も後ろにぼんやり写っている。
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