書くの恐い病

地味に再発中。
時間はあるのに意図的に執筆を避けている。
まぁ、いつもの事なので苦笑しか出ない。
なまじ安定を手にするから、渇きが失われる。
追い詰められないから、遠回しにする。
ある程度のゆとりがあるから満足してしまう。

普通だよね。
そう普通。

一番私のなりたくなかったもの。
一時は望み、手に入らず、横道にそれ、今手にする。

それで得た物は何だ？

わかってるよ。
何もない。
あるとすれば幾許かの金と、延命の時間だけだ。
そんなものの為に生きて来たのか？

正直、今は答えられない。
行動無き者に語る資格はないのだ。
そうだろう。
生きる屍よ。
もしそうじゃないというなら証を示せ。
誰かにではない。
自分と神と呼ばれるものに誇れるほどに。
結果ではない。
その為にどれだけの努力と命を燃やしたかなのだ。

忘れるな。
汝、何するものぞ。
汝、何者たらんや。
その問いに誇れる答えを述べる為に。

生きろ。

でなければ俺は既に死んでいる。
いや死んだならいいさ。
生きる屍になり下るよりは。

そうならない為に、書け。
安穏とした自分に負けるな。