出品用の戯曲執筆に魂を抉られる。
テーマがテーマだけに、一言を刻む度に、奥底の何かが軋む。
書こうとする度に、何かが砕ける。
違う意味の恐怖。
書けない事が恐ろしいのではない。
その言葉を深いところから選び出し、刻むたびに圧力を帯び、心は悲鳴を上げる。
どうしようもないほどに悲しくて、吐き気がするほどに嫌悪と憎悪が沸き上がる。
それでも言葉を選び積み上げてゆく。
積み上げれば積み上げるほど、抵抗は激しさを増す。
逃げ出したいとは正直思う。
しかし、逃れても何時かは、この抵抗と痛みの中進まねばらない時はそう遠くなく訪れる。
だから戦うのだ。
変えようのない現実の痛みを刻み。
こうすれば変わるのにと理想を語り。
再度、現実に差し戻し、言葉で切り裂くのだ。
あざ笑うのだ。
心は涙を流して、魂は憤怒して、糾弾せよ。
誰が悪いのか?
何者の落ち度なのか?
何故のこの世なのか?
その未来(さき)は?
正直、ストックのもう一本の方が楽だよw
少なくともリズムに乗るとパンパン進むからなぁ。
もっとも、そいつはそいつで迷った部分で放置しているから、別の意味で頭は抱えるんだろうけどね。
とりあえず、短編仕上げてからという事で。
因みに、こいつも難物なんだよな。
長編ほどではないものの、言葉の選択には頭を抱える。
あぁ、手元にある急ぎの分は厄介ものばかりか。
とりあえず、短編から仕上げる。
3/1を始末する癖はつけておいた方がいい。
書ける者と書けない者の差は、この3/1を押し切れるか、押し潰されるかの違いである。
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