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2021年02月26日21:05

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読書サークル 第112回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。新型コロナウイルスが感染拡大して、12月の会合は中止になった(かわりにリモートで話をする会はもって、課題本を追加したけど)。で、この2月も緊急事態宣言が出ていて、対面での会合は難しい。でも、2会続けて中止はしたくない、ってことで、リモートでの会合をすることになった。今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は7冊+6冊の13冊。1冊繰り越されてきて、2冊繰り越したので、12冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「アリ語で寝言をいいました」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 不思議なアリがたくさん登場し、不思議なアリの生態もいっぱい載ってて、ついでにアリは意外にもけっこう声でコミュニケーションするって話。内容盛りだくさんなので、読んだ人はそれぞれに違う部分が印象に残ってる感じ。

●「地図の博物図鑑」
(紹介文5つ、平均★数は3.6)
 読んだ人は、面白い、面白い。と連発するので、どこらへんが面白いのかと問いただすと、とにかく面白い。と言って、お気に入りの地図を見せてくれる。普通の地図だけではなく、脳の地図とかも含まれるらしい。複数の人が気に入っていたのは、九龍城砦の地図。

●「カビの取扱説明書」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 この著者の単著は3冊目。課題本になったのも3冊目。似た内容なので、評価が厳しめになってしまう。でも、3冊の中では、一番盛りだくさんで、最近のネタが入っている。

●「標本バカ」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 面白エピソードがいっぱいだけど、さほど勉強になるような内容ではない。っていう点では一致していた。著者は博物館スタッフだけど、学芸員ではない。学芸員の仕事がこんな感じだと考えると、本当の学芸員の仕事を勘違いすることになるという指摘があった。

●「ツバメのひみつ」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 最新の研究成果を紹介しつつ、ツバメの形態と繁殖を中心に、進化と生態をいっぱい語ってくれる。難しい内容もあるのだけど、読みやすくて、蘊蓄も多くて、楽しめると全体的に好評価。

●「新種の発見」
(紹介文1つ、平均★数は2.0)
 タイトルを見て期待したのと、内容が少し違う。期待した内容が無い訳では無いが、なんか物足りないと。

●「がろあむし」
(紹介文2つ、平均★数は3.0)
 絵柄の評価が高い。シデムシ、ツチハンミョウからのガロアムシ。地面から地中に生息するマイナー昆虫を取り上げている点も高評価。撮影地の遠景から始まり、アップして、土の中の動物を紹介し、再び遠景で終わるという構成も良かった。

●「うみどりの島」
(紹介文2つ、平均★数は2.5)
 天売島のウミスズメ類の繁殖をおもに紹介してる内容は悪くない。ただ、絵柄が独特なので、好き嫌いが分かれそうという話になった。

●「サンゴと生きる」
(紹介文3つ、平均★数は3.0)
 じっとしてるだけと思っていたサンゴが、意外にも隣同士で闘ったりしてる! って部分が熱く語られた。

●「ぼくのマツボックリ図鑑」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 とにかく世界のマツボックリが、いーっぱい載ってる! 種類も数もいーっぱー。大きいの、小さいの、長細いの。あと、エビフライとドングリキツツキとか。と、気に入った二人がずーっとしゃべる。

●「イカは大食らい」
(紹介文2つ、平均★数は3.0)
 とにかくイカの写真が綺麗。イカが好きになる。という点で一致。でも、3つほどしか捕食シーンがないのに、どうしてこんなタイトル? という点でも一致。

●「札幌のカラス」
(紹介文3つ、平均★数は2.7)
 カラスの話は面白いけど、今まで読んだ本と一緒やん。って声があった。すでにカラス本は何度か課題本になっているので、その点で新鮮味は少ない。今まで読んだのは東京のカラスで、これは札幌のカラスだから違いがある!というのは、違いが分かる男にしか判らない。その違いが分かる男は、文体とか文章のつながり、構成が気になった様子。
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