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2020年01月22日09:18

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鳥の質問いろいろ

シニアな方々に、鳥と果実の話を一通りした。で、終わってから、30分以上質疑応答タイム。どんな質問があったか、できるだけ記録してみる。

・数年前、西宮市でハッカチョウが繁殖している場所があった。
 →詳しい場所と観察日をメールで送って下さい。

・鳥の個体数を調べていたが、正確な数を出すのは難しいのでは?
 →誤差があるのは当たり前。誤差があっても何が言えるのかを考えるのが大切。

・木の果実は、鳥に好んでもらう色をわざわざ付けているらしいが、早く食べてもらうことにどんなメリットがあるのか?
 →好んでもらうというより、見つけてもらうために果実に(紫外線反射を含む)色を付けていると思う。大部分の果実は、遅かれ早かれ散布はされるのなら、早く散布されるメリットは思いつかない。木の枝に付いてる時間が長いか、地面に落ちてる時間が長いかの違いだとすると、むしろ遅く散布された方がメリットがある可能性もある(虫害を避けられるとか)。

・大阪のオオバンは、どうして増えたのか?
 →1980年代に琵琶湖で繁殖するようになって、大阪でもオオバンが見られるようになった。その後、数年前から激増しているのは、中国で越冬していた個体群が、日本で越冬するようになったからという説がある。

・オオバンは、変わった水かきだけど、水鳥なのか?
 →水かきの有無にかかわらず、水鳥は水鳥。

・小鳥は食物がいっぱいあると太らないという話があったが、人間は食物がいっぱいあるといっぱい食べて太ってしまうのをどう思うか?
 →鳥は、体重が増えると、飛行能力に影響が出て、生存率の低下に直結するというシビアな動物。その点、人間は多少太っても、生存率に大きな変化はない。とくに食料豊富な現代社会では、食べ過ぎて成人病になっても、そこそこ生きられるので、強い選択圧はかからない。太る人がいっぱいいるのも無理はない。

最初は、ハッカチョウやヒヨドリと果実といった話した内容に即した質問だったが、どんどん離れた内容になっていくのは、いつもと一緒。
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