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2019年07月19日23:40

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河川が大増水した時、河川敷で暮らす鳥は?

現在建設中のとあるダムは、治水目的なんだそう。この場合の治水とは、大雨が降っても、その下流の流量が大きく変化しないように調整すること。しかし、そのような調整で流量の変化がなくなると、河川敷に草本が繁茂し、樹林化が進み、砂礫地が失われる。それは、淡水魚や水生昆虫、そして河川敷の植物の多様性をも低下させることになってしまう。
ってことで、その対策のために、年に何度か、フラッシュ放流が計画されている。つまりコントロールされた増水によって、河川環境、とくに砂礫地を維持しようというわけ。河川環境の生物多様性の維持という意味では、意義があると思う。でも、メリットもあれば、デメリットもあり得る。どのタイミングでどの程度のフラッシュ放流を、何回行うのが一番いいのかの検討が大切。
ってところまでは関係者の間で認識されているんだけど、影響を受ける生物群として、淡水魚と水生昆虫と植物しか考えてない様子。いやいや河川敷を利用する陸棲動物にも影響があるでしょう。例えば、河川敷で暮らす鳥類には? とくにイカルチドリの繁殖への影響が気になる。
イカルチドリの繁殖期といえば、3月頃から5月頃までだろうか。イカルチドリに限らず、河川敷を利用する鳥と言っても、飛べるのは気にする必要はない。けど、タマゴやヒナは直接的に影響を受ける。そもそも春の長雨にぶつかったら、巣やヒナは流されがちなイカルチドリ。河川敷でしか営巣しないといって過言ではないイカルチドリ。大阪府ではけっこうな絶滅危惧種のイカルチドリ。当然配慮が求められる。
自然状態では、増水のタイミングは年によってまちまち。しかしフラッシュ放流だと、毎年同じ日にやりかねない。今までなら年によって繁殖がうまくいったり失敗したりかもしれないけど、フラッシュ放流はタイミングを間違えると毎年繁殖は失敗に終わる。その影響は大きそう。
ってゆうのを納得させないといけないのかぁ。どんなに環境にプラスになるフラッシュ放流でも、イカルチドリのタマゴを流したら、市民やマスコミから叩かれそう。それを指摘してみるのはどうだろう?
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