『四季彩(しきさい)』
もし、人生が四季ならば
とっくに春は過ぎ去った
今は晩夏か初秋だろうか
白髪は消えた線香花火
後悔だってあるけれど
過ぎたことは仕方ない
積み重ねた後悔さえも
肥やしにしたと信じたい
秋に狂い咲く華もある
華が咲かないとしても
見どころある紅葉もいい
そうなるようにやるだけ
「華麗なる加齢」を目指し
年輪を心に刻みこもう
厳しい冬が訪れても
優しい顔であるために
2019年5月24日作
2019年6月2日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分
【あとがき】
若さゆえの美しさは、僕はもう無理です(笑)
ただ、そうだとしても、その年齢なりの美しさは
何歳になっても得られると思っています。
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