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2019年01月18日16:44

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体力、気力

70歳までの「定年延長」に賛成? 反対? 働き盛りのビジネスパーソンはどう考えているのか
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=5461467

調査の上限年齢が何歳なのか、ということがわかりませんが、30歳代、40歳代の頃が考える自分の60歳代、70歳代のイメージは、現在とほとんど変わらない、と考えている人が多いです。
もちろん、老化による体力の低下などの予備知識はあるものの、それはあくまでも「概念」的にしか捉えていません。
多少体力は落ちるが、気力や行動力は回答時点と変わらないだろうと思い込んでいるのです。
私自身(現在61歳)もそうでした。
30歳代頃には自身の老後については、かなり漠然としたイメージしかありませんでした。
やはり、その時点(老後)の身体面や精神面は、その当時(30歳代)とそんなに変わらないだろうと考えていました。
しかし、50歳代半ばを迎える頃から、五十肩の症状に苦しんだり、視力が低下してきたり、風邪を引いても治りが悪いなどのそれまで知識でしかなかった老化の状態を実感することになりました。
こうして身体的に後退面に入って行くと、気力面でも低下が見られるようになります。
そうして60歳代に入りましたが、今は一つの安定期にあるようです。
しかし、これが歳を重ねて行くと、お年寄りたちが訴えているような症状が確実に現れてくるのだろうと思っています。
マスコミでは「歳の割にはこんなに元気」という元気老人がよく取り上げられます。
こうした人たちは若い頃から仕事や運動などを継続的に行っている人たちや医療的なケアを常時受け続けている恵まれた環境にいる少数派です。
少数派だからこそ、ニュースになるのだということでもあります。
大多数は、不摂生と理解しつつそうした生活を続けています。
だからこそ、そうした不摂生に効くというサプリなどが出ると飛びついてベストセラーになったりします。
ですから、この調査への回答者たちが描く60歳代後半から70歳の自分自身のイメージと現実の姿には大きな乖離があると思われます。
「元気なお年寄り」というのは、「日常生活」を過ごせるレベルと認識する必要があります。
30歳代や40歳代と同等の仕事に耐えることが出来る人たちは限られた一部の人たちになると考えておくべきです。

この70歳定年制の問題は、そもそも年金財源の問題から支給開始そのものを75歳へ引き上げることを目論んでのことです。
さらに、経営者たちが人手不足を懸念して労働力を確保したいという強い願望から来ています。
つまり、働きたいかどうか、ではなく働かざるを得ない方向へ追い込んで行くことになるのです。
その時、体力、気力が低下してゆく中で、強いられる労働が相当に厳しいものになるであろうことには覚悟しておく必要があります。
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