影刃「卍解。鏡蓮影神」
そう言った影刃の体には鏡の鎧が装着され、盾と一つになった剣を左手に持ち、頭上には白、赤、金の蓮の花が浮かんでいた。
一護「卍解だと
どういうことだよ? あいつの卍解は愛心影刃じゃないってことか」
浦原「愛心影刃は彼の卍解の半分以下の力。本当の力は…」
ヒュンッ
影刃「おしゃべりタイムは終わりだ」
一護と浦原に影刃が攻撃を仕掛ける。
ガキンッ
日番谷「おしゃべりタイムは終わりか。じゃあ、これからは何だ?」
それを日番谷が受け止め、
ヒュンッ
白哉「戦いの時間か?」
白哉が影刃に向かって刃を振るった。
ガキンッ
影刃は白哉の攻撃を防いだ後、瞬歩で距離をとった。
浦原「すみません。日番谷隊長、朽木隊長、しばらく頼みます」
日番谷「早めにしろよ。待たされるのは松本の仕事時間だけで充分だ」
(>ω<)/。・゜゜・ッ
乱菊「あら、やだ。誰か噂してんのかしら?」
雛森「技術開発局にもらったものからは変な匂いはしませんけど…」
その頃ソウルソサエティで副隊長達がメノスやホロウを追い返すものをばらまいていることを彼らはまだ知らない。
浦原「黒崎さん。影刃さんの斬魄刀の本当の名前は影刃ではありません」
一護「どういうことだ?」
浦原「本当の名前は影神。その力は二人の斬魄刀の所有者を殺すことで、その二本の斬魄刀の能力を手に入れ、使用することができるものです」
一護「
だからあいつは
」
浦原「ええ。鏡燐さんと蓮美さんを殺害したのです。ただ、この二人の殺害には他に理由があると私は思っています」
一護「能力を手に入れることだけじゃねぇってことか」
浦原「ええ。それは…」
浦原が一護に話している間、白哉と日番谷は影刃と応戦していた。
ガキンッ
ヒュンッ
ガキンッ
「どうした? 隊長ともあろう者が、もしや俺の能力を恐れて斬魄刀を解放しないまま戦うつもりか? それでは俺には勝てんぞ」
日番谷「別に斬魄刀の戦法だけが戦い方じゃねえ」
白哉「それにコピー能力は兄の力ではない。鏡燐のものだ。縛道の六十一。六杖光牢」
日番谷「縛道の六十三。鎖条鎖縛」
白哉と日番谷の縛道による連携で影刃の動きを封じた。
白哉「こういうことだ」
日番谷「終わりだ」
白哉と日番谷は影刃に向けて刃を振るう。
ニタァ
影刃「散れ。千本桜」
不敵な笑みを浮かべた影刃は、右手に持っている斬魄刀の刀身が千本の小さな刃になり、縛道を破壊した。
白哉「
バカな」
影刃「霜天に坐せ。氷輪丸
」
今度は左手に持っている斬魄刀から、氷輪丸が生み出す、氷の龍が影刃の周辺に円を描くように動きくねり、白哉と日番谷に攻撃を仕掛けた。
日番谷と白哉は霊圧を高め防御し、瞬歩で影刃から距離を取った。
日番谷「どうして俺らの斬魄刀の力が使える
」
影刃「俺は鏡燐のバカとは違ってね。始解していようがいまいが、触れればその力をコピーできるんだよ」
続く
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