ムカデ人間3

ムカデ人間三部作の最終巻視聴


ムカデ人間はpart1からpart3がセット
なのですが、それぞれシチュエーション
が全く違う。

共通しているのは、必ず続編が前作を
劇中で映画として観ていて、賛否両論
が出てくること。

さて今回の舞台はアメリカのとある
州にあるジョージブッシュ刑務所での
お話。

刑務所の署長であるビル・ボスは独裁者
として君臨していて、囚人の更生どころ
じゃなく、己の好き勝手に運営している。

性奴隷として秘書のデイジーを雇い、
気に入らない囚人には虐待・拷問。

己の精力維持のためにアフリカの女性
割礼儀式がある国から乾燥したクリト
リスの瓶詰を買ったりしている。

ビルの刑務所は職員の離職率が最も高く
釈放された囚人の4割が3週間以内に
再犯で収監されるという再収監率も
トップ。さらにビルが拷問をするので
囚人にかける医療費や経費も全米一
となっており、州知事も経営のまずさを
指摘し、改善しなければビルとドワイト
を解雇すると通告したのです。

ビルの右腕である会計士のドワイトは
刑務所経営の健全化に向け、囚人の
口と肛門をつなげ、ムカデ人間を製作
することを所長のビルに提案するスト
ーリーとなっております。

ところで、この二人。おやおや、
どこかで見たことありますよ。

所長のビル・ボスは1作目のハイター博士、
会計士のドワイトは2作目のマーティンと
それぞれ主役を演じた二人が夢の共演
です(笑

ドイツ系アメリカ人であるビルは
ナチズムと囚人からバカにされ、
拷問も診察台に縛り付けた囚人に
バケツごと熱湯をかけたり、押さえ
つけて腕をへし折ったりします。

ビルは拷問こそが再犯率・再収監率を
下げる方法だとか、去勢が利くとか
好き勝手なことを言ってます。

とある日、所長を死ぬまでレイプして
やる、と暴言を吐いた囚人の睾丸を
切り取、本当に去勢しちゃいます。

でも、結局本人の言動は変わらず
失敗に。

なお、去勢した囚人の睾丸はシェフ
に調理を指示しランチで食べてい
ました。


しびれを切らしたドワイトはブチ切れ
ムカデ人間を作る提案を、映画の監督
であるトムシックス監督をオランダから
招待し、説得に応じることになりました。


そしてムカデ人間製作プロジェクトの
スタート。

まず、囚人たちにムカデ人間の映画を見せ
自分たちの将来をイメージさせることを
行いました。


すると、想像はしていましたが囚人が
暴動


特殊部隊を呼んで鎮圧した後、外部から
医療チームを呼び、刑務所総出でムカデ
人間の製作が始まりました。

監房に入っている囚人たちを麻酔で
眠らせた後、一人一人の血液検査や容態
適性を見極め、、グラウンドに設営された
テントの中で縫合を進めます。

口に糸を縫いつけてムカデ人間が
作られていきます。


そしてとうとう500人もの囚人を
つなげることに成功。


なんとか州知事が様子見しに来る
タイミングに間に合いました。

ムカデ人間のお披露目です。


これは、ビルがムカデ人間をヒントに
独自に考えた芋虫人間

終身刑や死刑の囚人だけをより分け、
手足を切断して縫合し芋虫と名付け
ました。

ビルとドワイトがムカデ人間に
することのメリットを唱えますが
州知事は人権侵害で君らは訴えられる
と言い捨てて刑務所を去りました。

ところがラストはどんでん返しが。

まさかの彼らのムカデ人間の効果の
期待を州知事が認めたのです。

州知事の手柄として自身が大統領も
夢ではないとお墨付きをもらいました。

抱き合って喜ぶ二人ですが、
このあとドワイトを射殺してしまい
ます。


それどころか、自分のもとで言うことを
聞いてくれていた刑務所の医師も射殺。

制奴隷のデイジーは暴動の際に重体と
なってしまい、きづけばムカデ人間に
組み込まれているし、もうだれもビルの
味方はいません。

結局、何がしたいか分からなくなった
ビルが吠えるシーンでラストとなります。


エグいだけだった2作目と比べると、
娯楽要素が増していて、軽い気持ちで
観ることが出来ます。

シリーズ1〜3作目のうち、人におすすめ
できるのは１＞３＞２という順だと
思います。