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2019年10月22日11:13

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台風19号被害に伴う、長野市北部災害ボランティア活動

この週末、台風被害の災害ボランティアに行ってきました。

もしこれから行く方がいたら、ご参考に
なればと、私が参加した際の話を挙げておきます。

まず、災害ボランティアに参加するには
現地での登録が必要です。私は長野市の
被災地へ行こうと決めていたので、
長野市の災害関連のホームページから
情報を集めました。

そこで、集合場所、集合時刻などを確認
しましたが車で来る人は現地での住民や
トラック優先のために南長野運動公園へ
来て、そこからバスで輸送しますとの
ことでした。

私は親戚の家が被災地に近く、南長野
運動公園は長野市の南部、長野インター
付近なのですごく遠回りになります。

そのため、当日は被災地近くまで送って
もらうことにしました。

そんなわけで、当日は、長野市北部の
災害ボランティア
センターに直接車で行きました。
8時くらいに行けば駐車場は空いている
ので、ダメとはいいつつも停めることが
できます。(実際に直接来てる人も結構いる)
でも推奨するものではありません。

車やバスでなくても、長野駅から電車に
乗れば柳原という駅で降りて徒歩6-7分。
近所の長野市民病院の職員も普通に利用
してるので、ダイヤが、とか距離がと
いう問題はありません。

ボランティアの受付は9時が公式ですが、
8:45くらいから案内がありました。

受付は初めての人と二回以上の人に分かれ、
初めての人は名前を記入後、簡単な説明と
名前を書いたシールを腕に貼るなどの
手順があります。

その後は、自分のバイクや軽トラで移動
できる組と足がなくマイクロバスで輸送
される組に分かれます。

私はマイクロバス組となり、一番被害の
大きい穂保地区に行くことになりました。

その前線基地である高台公園というところ
でバスを降り、5人のグループにわかれ、
それぞれ支援依頼のあった家へ向かいます。

私が向かったのは穂保か津野かはっきり
しませんが、りんご園を営む大きなお家
でした。

作業は基本的に家主さんの指示に従って
行います。

5人グループはその中でリーダーシップを
1人選出し、現場で家主さんとの話やメンバー
の作業指示、監督をします。またタイム
キーパーを立てて、1時間ごとに休憩を
取るよう促すのと、作業の終わりまでの
時間を意識してアナウンスします。

このお家にはボランティアさんが昨日から
入っていて、その続きの作業。前日に床を
はがし、床下の泥をかき出すところまで
段取りしていたので、今日は母屋の床下や
別棟の倉庫、庭に流れてきた泥の除去が
主な作業でした。

泥は濡れていればねっとりしてからみ
つくし、乾いてしまうと硬くなるので
非常に厄介です。

一時間ごとに休憩をしつつ、9:30から
15:30まで現地で作業しました。

最初は床下の泥の除去をしましたが、
一段落したところで、浴室にたまった泥を
除去する作業にシフト。

ユニットバスや壁のタイルを傷つけぬよう
に狭い浴室から泥を掻き出すのは、床下
から泥を掘り起こすのとはまた違った
大変さでした。

現地はライフラインがほぼ止まった
ままで、水道管が破裂しているため母屋の
水が出ません。

辛うじて駐車場や庭の水道は使えたので、
たらいで運んだ水で洗い流しながらの除去
になりました。

最後に水没を免れた母屋の二階へ通じる
階段の泥の除去をしました。他のボラン
ティアさんが「水をかければ泥を除去できる」
と言いましたが、比較的乾いてるし、
また水で流せば泥水になってあちこちに
被害が拡散します。それに自分が住んでいる
立場になったら、木材の階段にザバザバ水を
かけるようなことしますか?

私たちは片付ける気持ちで行ってるかも
しれませんが、家主さんにとってみれば、
自分の家が住めなくなってるとはいえ、
廃墟みたいな雑な扱いをしていいわけじゃ
ないのですよ。あくまでも家主さんの気持ち
に寄り添うような活動をしなくてはなり
ません。

最後は自分たちのスコップやクワなどの
泥を簡単に落とし、家主さんに挨拶をして
撤収しました。

帰りのバスの時間があるので、どんなに
遅くても15時か15:30には撤収指示が出ます。

ここからまた徒歩で高台公園に戻り、道具を
きれいに洗って返却したところで今日のボラ
ンティア終了。

公園では炊き出しをやっていて、唐揚げ
弁当と温かい味噌汁をもらいました。胃が
温まると尖った気持ちも丸くなるものです。

帰宅後は風呂に入って早めに夕飯を食べたら
眠くなってしまい21時前には寝てしまい
ました。

ボランティアをした感想としては、とにかく
現地の作業に人が足りません。とは言っても
一日で終わる作業ではないので継続的に
人手が必要。

もし手が空いてる人がいましたら、観光も
かねて長野へボランティアへ行くのもオススメ
です。

実際に長野市も近隣都市もそう言ってます。

災害支援で長野へ車で行く場合は高速道路
利用が無料になりますのでそうしたサービス
も利用するば大勢で行くことも可能かと
思います。

なお、10/21(日)にたくさんのボランティア
さんが来てくれたときに少し問題がでています。

現地でなんの許可もなしに家屋の写真や動画を
撮影したり、笑いながら支援依頼者の家に
やってくる、ボランティア同士で仲良くなり、
被災地で集合写真を撮るなど、被害を受けた
人の気持ちをよく考えて、このような行動は
差し控えてください。

10/22は次の台風による雨の影響からボラン
ティア中止になりました。今後も雨が続き
ますが、正確な情報は長野市の福祉協議会の
Facebookを見た方がいいと思います。


以下、現地での様子。被害を受けた個人が
特定されるようなことがないような配慮の
画像のみアップしときます。
 
ボランティアセンターで配布された案内
フォト


国道18号の様子
フォト

写真に映る土は全て泥が乾いた土埃。
この日は渋滞はなくスムーズでしたが、
土埃舞うなか、復旧作業をする人が泥を
洗うために水を使うので、端のほうや一部の
場所は泥水だらけになってます。


被害の大きかった穂保と津野地区道路の様子その1
フォト


被害の大きかった穂保と津野地区道路の様子その2
フォト


新幹線車両基地の様子
フォト



地元新聞の1面記事
フォト



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