mixiユーザー(id:2945071)

2018年12月16日12:36

264 view

さすがAERA、

               若者が集まる「まんじ屋」にて


この記事、何人もがツッコんでるけどね。
記事内にあるように部活や会社での飲み会強要がかなり減っているため「酒飲み」になる間口が狭い。
加えて昔(私たちが若い頃)に比べてスマホゲームなど手軽にできる娯楽が多い。
要は自分たちの趣味を賢く選んでるだけなのね。
お金がないから飲まないワケじゃないでしょ。

まずデフレのおかげ(?)で安い店も増えている。
私は転職で小遣い減らしたから以前のような普通の居酒屋にはほとんど行ってない(行けない)。
最近呑みに行ってるお店は所謂「せんべろ」という呑み屋ばかり。
でもそれらのお店、オジさんよりも2〜30代の若者が大半だったりする。
だからと言って若者が貧乏なわけではない。
私以上にいろんなお店を知っていて、その中にはそれなりの値段がするところも多い。
今頃の若い子たちはそういう安い店と、少し高くても食べ物の美味しい店を探し、その時の状況に寄って使い分けするのが上手いと思う。
「酒を飲むだけの余裕がないというのが最大の要因」と言う先生はどんな若者たちとお付き合いがあるんだろうか。


町田の飲み屋街は活気にあふれている。
前記した「せんべろ店」はもちろん、少し高そうな居酒屋までお客さんでいっぱい。
かなり前に日記に書いたけど、前職の事務所の周りは毎日のように店に入れない「居酒屋難民」がウロウロしていた。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960078464&owner_id=2945071
(居酒屋難民)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1961520412&owner_id=2945071
(居酒屋難民2)

どこが不景気やねん、ウチ(前職)のように儲かってるのに社員の給料増やさないだけの会社が多いだけやん、と感じてたのは本当だと思う。
ちなみにいつもお客でいっぱいのお店は「入り口にメニューを出している」もしくは「目玉の激安メニューを表示している」店のような気がする(安心して入れるからかな)。
あと昭和チックなちょっとディープなお店。
町田で言うと仲見世通り内のいくつかの居酒屋が、今はオジさんより若者にウケが良いみたい。
記事内でいう倒産した居酒屋なんかはこの類から外れてるやないのかな。
だって晩杯屋(ばんぱいや)やドラム缶などの「せんべろ」のチェーン店はどんどん拡大してるし逆に料金の高い日本酒専門店も増えているし。

それにね、一緒に呑んでると分かるけど、今の若い子は愚痴を言うためのお酒じゃなく、純粋に飲酒を楽しんでるのがよく分かる。
ハロウィンで渋谷で暴れたようなヤツももちろん多少は居るだろうけど、ほとんどが楽しく呑んでいる。
一人で立ち呑み屋に来る若い女性も本当に多いのよね。
そういう意味で、若者の酒離れの本当の理由は趣味の多様化だと思う。
今、給料が安い若者の給料が急に増えたから「やった!呑みに行こうぜ!」とはなるとは考えにくい。
スマホゲームの課金が増えるだけやん。
記事内ではちゃんと日本酒やクラフトビールの人気も書いていて、ほぼ趣味の多様化という答えになってるのに、どうにかして答えを今は不景気だから、ということにしようとしている。
さすがブレないAERA。



☆トップの写真はまんじ屋で呑む泡盛♪
各種のお酒3杯と小鉢が付いて1000円のせんべろセット。
これでも「せんべろ店」の中では高い方あせあせ(飛び散る汗)
ドラム缶では焼酎ハイが150円、レモンハイが200円。
もちろんふつうのジョッキですよ♪(^o ^)/






■「若者の酒離れ」、本当の理由とは?
(AERA dot. - 09月22日 16:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5300712


「お酒は健康によくない」「赤い顔で酔っ払うのはカッコ悪い」──。さまざまな理由から、若者の“酒離れ”が進んでいる。厚生労働省の調査によると、飲酒習慣のある男性は「20〜29歳」ではわずか10.9%しかない。酒離れする理由を探ってみたら、意外な事実が……。

【図表で見る】飲酒習慣の状況はこちら

*  *  *
 デザイン会社で非正規社員として働く男性(26)はこう語る。

「月収は20万円足らずで、家賃5万円、光熱費とスマホ代で4万円くらい。これらを差し引いたら、とても飲みに行くような余裕なんかありません。以前はコンビニで弁当と一緒に缶ビールを買うこともありましたが、それもやめました。飲酒習慣が身につく前だったせいか、いまは飲みたいとも思いません」

 厚生労働省が2016年に実施した「国民健康・栄養調査」の「飲酒の状況」を見ると、若年層になるほど酒を飲まない実態が浮き彫りになる。飲酒習慣のある人が最も多いのは、男性では「50〜59歳」の46.1%。以下、「40〜49歳」は37.9%、「30〜39歳」は29.0%と一貫して減り続け、「20〜29歳」ではわずか10.9%しかない。女性も男性ほど顕著ではないが、やはり減少傾向にある。

 階級・階層社会論の専門家ながら、『居酒屋の戦後史』など酒文化に関する著書がある橋本健二・早稲田大学教授がこう分析する。

「非正規で働く若者が増えて低所得のため、酒を飲むだけの余裕がないというのが最大の要因です。酒は飲まなければ生きていけないというものではない。あくまで嗜好品ですから、酒代は真っ先に削られるのです」

 いま、派遣社員やアルバイトなど非正規で働き、極端に生活水準が低い“アンダークラス”と呼ばれる階級が増加の一途をたどっている。橋本氏の試算によれば、15年時点でアンダークラスは929万人。労働者の3人に1人が非正規というのが現状で、所得の減少はフリーター化する若年層で著しい。

「非正規労働者だから、正社員のように同期や上司との強いつながりがなく、会社関係で飲むこともない。シフト制の職場だと労働時間もまちまちなので、みんなが一斉に仕事が終わって帰りに飲むという機会もない。かつて『1億総中流』と呼ばれたころは、日本人の大多数はビールと日本酒を中心とする『酒文化』を共有してきたわけですが、それが崩壊の危機にあるのです」(橋本氏)

 日本の歪んだ酒税法も、若者の酒離れを助長する要因となっている。特にビールの税率が突出して高く、1リットル当たり220円だ。350ミリリットル缶で77円もかかっていることになる。一方、富裕層が飲むワイン(果実酒)は安く抑えられており、1リットル当たり80円だ。

「750ミリリットル瓶で何万円もする高級ワインでも税額はわずか60円です。金持ち優遇税制と言うほかありません。大衆的な酒であるビールや焼酎の酒税を大幅に下げるべきです」(同)

 世代論からの分析もある。アルコール飲料に限らず、クルマやAV機器への関心が低下し、買わない世代が登場した。1980年前後以降に生まれた「バブル後世代」だ。マーケティングコンサルタントで、JMR生活総合研究所の松田久一社長がこう指摘する。

「バブル後世代は収入に見合った支出をしない“嫌消費”層です。就職氷河期に就職活動をして社会に翻弄された世代です。常に将来に不安を持っているから消費を控える。それまで組織や阿吽(あうん)の呼吸で仲間意識を重視してきた会社は、個人の実力主義賃金体系に移行した。仕事が終わったら、みんなでとりあえずビールというサラリーマン文化が消滅した。この世代は超個人主義だから、上司に誘われても平気で断ります」

 上司が無理強いなどしようものなら、パワハラ、アルハラと指弾される時世だ。不況の長期化で交際費が使えなくなり、ますますサラリーマンたちの足は酒場から遠のいた。従来の“飲みニケーション”はもはや過去の遺物なのか。加えて、居酒屋やビアホールの倒産件数も急増している。

「酒文化・居酒屋文化」の危機が懸念されるなか、一筋の光明も差している。若者を中心とする静かな日本酒ブームが起きているのだ。日本酒の消費額の推移を見ると、各年代とも減少を続けてきたが、10年に底を打つと、「20〜29歳」「30〜39歳」などの若年層で上昇に転じている。

 日本酒造組合中央会が運営する「日本の酒情報館」の今田周三館長によると、転機となったのは11年3月の東日本大震災という。花見シーズンを目前にしていたが、全国で自粛ムードが広がった。しかし、岩手県の「南部美人」という蔵元がユーチューブでメッセージを発信。「日本酒を飲んで頂くことで、われわれ東北を応援して頂きたい」「われわれにとっては、自粛よりもお花見して頂くことのほうがありがたい」などと呼び掛けた。

 今田氏がこう語る。

「この発言で明らかに世の中のムードが変わりました。いままでお酒を飲まなかった若い人が日本酒を飲むようになりました。当初は東北各県のお酒を中心に売り上げが伸びましたが、やがて全国に波及していった。さらに、90年ごろから蔵元の世代交代が進んで、造り手が若返って新しい日本酒が次々と生まれました」

 先駆けとなったのは、山形県の高木酒造の「十四代」。その影響を受けた若い蔵元たちが、続々と新たな日本酒造りに挑み始めた。

「従来は和食に合う淡麗辛口の酒が好まれてきましたが、やや甘い芳醇な味が若い人たちの間で支持されるようになった。ローストビーフにも合うワインのような日本酒です」(今田氏)

 実際に、日本酒やクラフトビールの試飲会などのイベントには多くの若者が集う。お洒落なバルも、日本酒のメニューを取りそろえるようになっている。

 前出の松田氏は“嫌消費”の世代にピリオドが打たれ、90年代半ばから00年代初頭生まれで、現在20代に差し掛かる若者たちから消費行動が様変わりすると見る。

「本当の意味でのミレニアム世代です。若いころにバブルを謳歌して消費好きだった新人類のジュニアたちで、親の影響を受けて趣味に消費を惜しみません。テレビドラマ『チア☆ダン』に共感したように、チームプレーで頑張ってみんなで達成感を味わいたいという感覚も持っている。彼ら彼女らはおいしい食を求めて、そのついでにお酒を飲むというのが消費パターンです」

 世代は変わっても階級社会は今後も続く。富裕層と貧困層の格差はますます拡大し、二極化は急速に進んでいく。いまの日本酒人気を支えているのは、比較的リッチな若者たちだろう。純米吟醸などの高い酒は、やはり非正規労働者には手が届きにくい価格だ。前出・橋本氏はこう話す。

「酒文化を守るためには、やはり若者の貧困化を防ぐことが基本です。いまは、80年代の酎ハイブームのように、お洒落だけど安く飲めるお酒が見当たりません。アルコール飲料メーカーには、貧困層の若者のニーズにも応えるような企業努力が求められます」

 人々の精神に癒やしを与えてきた「酒文化・居酒屋文化」を衰退させないためにも、すべての階層の若者に支持される酒が必要なのだ。(本誌・亀井洋志)

※週刊朝日  2018年9月28日号
5 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年12月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る