ギャングに殺し屋、殺人鬼!
マフィアにヤクザにテロリスト!
悪の限りを尽くしていても、何故だか好かれるクズの衆。そんな奴らに拍手を送り、一挙に紹介・リスペクト!
「羊たちの沈黙」から10年後。失態を犯し、実業家バージャーの事情聴取に回されたクラリスは、そこでレクター博士の情報を得る。いっぽうフィレンツェに潜伏していたレクターは、偽名を使い司書の職に就こうとしていた。しかしその正体に気づいた刑事パッツィに追い詰められ…という「ハンニバル」。
リドスコらしい様式美の世界に蘇った悪役界のマエストロ、ハンニバル・レクター。その華麗なお仕事ぶりと彼にとってのヒロイン、クラリスへの愛を描いた作品ですね〜。映像的にはフィレンツェのシークエンスが美しくて目を楽しませてくれます。絵になる男パッツィを演じるのはジャンカルロ・ジャンニーニ。007のマティス役だった人ですね。ゲイリー・オールドマンは、原形とどめないメーキャップでしたが流石の存在感。そしてアンソニー・ホプキンスの素晴らしさ。映画史上最高の悪役と言っていいでしょう。マストな一本!
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