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2018年12月15日21:24

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土曜ギリギリ日記328:パッドマン

2001年、インドの田舎の村。小さな工場で働くラクシュミは、妻ガヤトリのことが好きで好きでたまらない。彼女が困っていれば工場の機材とアイデアですぐさま解決してしまうユニークで優しい旦那さんだった。ある時彼は、ガヤトリが生理の時にナプキンではなく汚れた古い布を使っていることを知り愕然とする。ナプキンは高価で、村の女性たちは買えないというのだ。ラクシュミは一念発起し、妻のために清潔で安価なナプキンを作ろうとするのだが…


「パッドマン」。

以下、妻のネタバレを尊敬に変える。

フォト


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単純に「妻のためにナプキン開発」だけの映画じゃないところがいいですね。ラクシュミが作り上げたのはナプキンだけではなく、ナプキン製造販売のフランチャイズ。つまりシステムの構築。それが興味深かったですよ。個人ローンによるナプキン製造機の販売とナプキンレディによる手売りというビジネスモデルは、ちょっと勉強になりました。


ともかくこれ、素敵な映画ですよ。ラクシュミのウザいくらい真っ直ぐで一途なキャラと、家族や仲間たちの個性がとても楽しかったです。わらしべ長者的に「パリー」完成に漕ぎ着ける展開もグッドでした。男尊女卑的価値観や古い慣習に立ち向かうという主題も、イマっぽかったです。もちろんインド映画ですから、ちょいとしたミュージカルシーンもあり、演説で泣かそうとするベタ演出もあり、苦手な人には苦手でしょうが、オススメの一本。

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