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日記一覧

 他人の悪口を書こうとするとスランプなど、なかったかのように書きたいことに満ちてくるから不思議なものだ。しかし、そうした状態で誰かを悪く書けば、これが、いつものどうでもいい駄文が名文となり、悪く書いた相手だけではなく、その周辺はもちろん、無

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 スランプの間の筆者は明るい。その理由は二つある。一つは、明るいふりをしておかなければ同情されるからなのだ。同情されればスランプはより長く続くことになる。同情に甘えることが快感になってしまうからなのだ。同情するなら金をくれ、と、そんな名台詞

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 無意味な研究を熱心にしている人たちのことを書きたいと思ったのだが、どうせ、それを書くなら、もっと余裕のある時に、じっくり書きたいと思った。そう思って、ああ、自分は、まさに、そうした人たちに愛情を感じていたのだと分かった。これが調子の良いと

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 作りたいものがない。書きたいことがない。行きたい場所がない。食べたいものがない。会いたい人がいない。そもそも時間もお金もない。ついでに体力も気力も性欲もない。物欲さえない。物欲もないのにインターネットの通販ページばかり見ている。買いたいも

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 突然のスランプで次の企画どころではない。書くこともなければ書きたいこともないのだ。書きたいことがないのに、インチキ心理学で性異常を分析するという企画なら書けるような気がしているから不思議なものだ。インチキなので書きやすいのだろう、と、そう

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 書くことがない。書きたくない。読みたくもない。それでは、何をしていればいいのか。読まない、書かないで、何の人生か。思えば、いつの頃からか、すべの行為が作品に結びついていた。読むこと、聞くこと、スポーツも音楽も、食べることも、旅行も、何らか

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 食べるという行為にさえスランプがある。食欲不振とは少し違う。食欲は減退せずに、ただ、美味しいものを食べたいという行為がスランプになるのだ。この時期には、ジャンクフードばかり食べたくなる。どんな高級レストランの料理よりもコンビニのパンが食べ

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 スランプになれば体調不良となる。体調が不良だからスランプになるのかもしれない。このあたりは分からない。難しい。たとえば、女に逃げられたとか、女に傷つけられたとか、仕事で大きな穴を空けたとか、交通事故を起こしたとか、飼い猫が死んだとか、撮影

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突然のスランプ、その9
2019年05月23日00:42

 思考にもスランプがあった。過去、何人かにこの話をしたことがあるのだが、その何人かは少なくとも信じてくれなかった。人間というものは何もしなくても考えるもの、考え込んでしまうという病気はあっても、何も考えられないという病気はない、と、そう言う

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突然のスランプ、その8
2019年05月22日00:42

 もっとも困ったスランプに女というのがある。筆者はエロ本屋だったのだ。エロを作って生活していたのだ。本を作って生活していたのではない。筆者の子供時代にはエロ本屋は宇宙飛行士やパイロットや風呂屋の番台や産婦人科医の次ぐらいに憧れの職業だった。

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突然のスランプ、その7
2019年05月21日00:46

 書けないという事情について書いていたら六話になっていた。いや、七話になっていた。このあたり、きちんとしている。筆者をいい加減だと思っている人は、この几帳面さを見て反省していただきたい。筆者は何ごとも、きちんとしているのだ。どうして、そんな

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書き方、五月の課題小説
2019年05月20日16:21

 まさか自分が池袋で遭難するとは思わなかった。原因は渋滞だ。いや、どんな事態もそれが困難なら、その原因は自分にあるものだ。車を停めるときに、もう少し注意していればよかったのだ。はじめて行く店。車を停めた瞬間には、その店に行けるかどうか、それ

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突然のスランプ、その6
2019年05月20日01:13

 日本人の美徳というのは暗いことではなかっただろうか。ゲラゲラと笑いながら刀を打つ刀鍛冶の鍛えた刀はすぐに折れそうな気がするではないか。日本人はいつから明るくて面白いを美徳と勘違いするようになったのだろうか。恨みと怨念がなければ怪談さえ成立

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突然のスランプ、その5
2019年05月18日00:29

 モテる男は文章など書かないのだろうな、と、考えることがある。文章など書くような男はモテない男なのだ。文章を書いてモテている作家がいるが、それは文章を書くからではなく、その男の文章が売れているからで、ようするに、お金儲けの上手な男はモテると

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突然のスランプ、その4
2019年05月17日00:54

 自分は意志が強いと信じているが、結果として優柔不断だということがある。意志は強いのだ。たとえば、あの映画は観ておくべき映画だと聞けば、ツタヤに行く、二日、三日の間に行く。いろいろ都合が合わずに一週間、一か月になることもあるが、ツタヤに行く

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突然のスランプ、その3
2019年05月16日00:49

 筆者には座右の銘がある。誰も興味がないだろうが、筆者の座右の銘は「バカほど頑固」というものだ。他人の意見を聞かない、一度、そうだと思ったことは誰が何をアドバイスしても違うと考える。バカというものは、優柔不断で他人の意見にすぐに促される人だ

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突然のスランプ、その2
2019年05月15日00:47

 筆者は信心深い。神をも信じないとバカにされることがあるが誤解なのだ。神は誰よりも信じている。敬虔な信者よりも祈っている。どうか楽をしてお金儲けが出来ますように、苦労せずに人気者になれますように、と、四六時中祈っている。寝食を忘れて祈ってい

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突然のスランプ、その1
2019年05月14日17:58

 最近、思うことがある。筆者は嫌われ者なのではないかと。そして、その考えはすぐに否定される。最近ではない。筆者は子供の頃から自分は嫌われ者かもしれないと思っていたのだ。そこで、どうだろうか。どうせ、嫌われ者なら、嫌われ者らしく、嫌われる文章

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突然のスランプ、その0
2019年05月13日00:11

 スランプは突然にやって来る。何も書けなくなるのだ。気力が起こらなくなるのだ。やる気もなくなり、生きる気力も、つもりもなくなり、食欲もなくなる。突然にやって来るものなのだ。しかし、突然にも前兆というものがある。前兆があったら突然でないと言う

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 嫌なことは続く重なる。あの時もそうだった。売り掛け金の多い問屋がつぶれた。モデルの女の子が自殺未遂。性風俗店同士のケンカに巻き込まれて警察沙汰。その上、同棲中の彼女が家出。何もかもが悪い方に向かう。仕事がない。金がない。支払うべき家賃がな

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 フォークとスプーンを器用に使って中華を取り分けることの出来る人が好きだった。撮影の時の機材搬入も手伝わずモデルの世話さえしない男優が嫌いだった。 その男はすらりとした長身で、少し長めの髪はサラサラと美しく、丹精な顔は女のそれのようだった。

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「ジンギスカン食べられるんだっけ」 SМ雑誌の企画モデルをしている女の子に尋ねられた。SМ雑誌では、グラビアモデルだとしても、あまり美人とは言えない。そもそもエロ雑誌のモデルがそれほど美人ではないのだ。それでも一般のエロなら、まだ、そこそこ

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 西新宿のホテル街。そのあたりのホテルは撮影で、しばしば使用していた。当たり前だが、ホテル側には撮影などと言うことは出来ない。こっそり忍び込んで撮影する。そんな疚しさがあるからだろうか、西新宿は落ち着かない。東に出るまでは、まるで泥棒のよう

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 食事の話を書きたくなった。減量という生活をする中、どうしても食事はいい加減になってきている。栄養バランスが整えば美味しいはどうでもいいように考える習慣になってきているのだ。美味しいことを楽しむよりも、カロリーについて考えてしまう。カロリー

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 気が付けば、休みが六話となって今回で終わりなのだ。困った。何を次の企画とするか決まらない。この休みの間に、エロでない企画が多く出たので、ついでに、エロではないホラーの企画というのもいいかもしれない。ただ、エロを関連させても筆者のホラー話は

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 美味しいと聞けば、どこまでも食べに行く。何がどう美味しいのか興味があるからだ。ムードがいいという店。いい音楽。いい景色。あまり信用されないが筆者は花も観に行く。ただし、筆者は、野の花よりも人工的な花が好きで、山の花よりも庭園の花が好きなの

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 その昔は休日といえば旅行に出ていた。旅行に出ると、取材をしていた。性風俗とかマニアの取材で旅行に出るときに取材しているのは当たり前だが、休日の旅行でも取材をしていた。小説として使えそうな舞台の写真撮影とか、地方の性風俗の様子の取材とか、混

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 休日というと、筆者は忙しい。まあ、たいていの人がそうだと思うが趣味に忙しいのが休日というものだから仕方ない。平日よりも過密なスケジュールの休日というものがある。それも仕方ない。趣味だから仕方ない。 そして、筆者には、公開しない趣味が多くあ

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 筆者にとって喫茶店は作業場となっている。多くの原稿は喫茶店で書いてきたし、今も、喫茶店では原稿を書いている。本を読むことさえ少ない。喫茶店でぼんやりとコーヒーを飲みながら休息するという習慣はすっかりなくなった。 ときどき、車で一人旅に出る

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 休むということは大事なことだ。この企画は最初の頃はリズムがとれず、ひたすら、ダラダラとやっていた。どこからかリズムが出来て、十二話で区切りをつけて、六話休むことになった。別に、それが完成したリズムというわけではないので、いつか、また、変わ

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