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2020年07月02日00:03

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憂鬱な企画、その3

 筆者は起きるという夢をよくみる。あまりにも多くみるので、皆もそうだと思っていた。しかし、他の人は、起きるという夢をそれほどみていないようなのだ。
 子供の頃には、朝、起きて、支度をして、家を出ようとしたらドアが開かない、そこで、まだ、寝ているのだと気付くという夢を多くみた。思春期の頃は起きると知らないベッドで、隣には知らない人が寝ているという夢なのだが、思春期だというのに寝ていたのが女だということはなかった。一度もなかったのだ。寝ているのは、たいてい死んだ人か、霊界の人、もっとも多かったのは蛇人間だった。恐怖漫画を読み過ぎていたのだろう。
 大人になってからも、起きる夢は多くみるが、大人になってからは、朝、目覚めたら、誰もいなかった、と、そうした夢が多い。
 ある時、面白いので、同じ体験をした人の話を集めたことがあった。まあ、たいていの人は、そもそも起きるという夢をみないし、人生で一度か二度、そうした夢をみても、それが起きたら一人、と、そうした夢だとはかぎらない。しかし、それでも、これを集めたら、十や二十ではなかったので、それを書いて行くというのも面白いかもしれない。
 起きたら一人、そんな夢をみるような人は、かなり孤独で、見捨てらる恐怖が大きいのだ。その背景も含めて書くことで、この憂鬱な状況を少しは楽しめないだろうか、と、そう思うのだ。
 タイトルはそのまま「起きたら一人」で、いいのではないだろうか。
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