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2020年06月30日15:31

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憂鬱な企画、その1

 流行したのは「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」というコピーだっただろうか。記憶は定かではない。いいコピーだと思った。大統領はけっこう遊んでいるだろうし、王様はそんなに暇ではないと思うが、それはいいのだ。どうでもいいのだ。
 そいえば、このミクシィの企画でも、語録というのを、何度となくやって来た。それをいつかまとめて、普通の人の普通の語録という本にまとめたいと思っていたのだが、すっかり忘れていた。
 どうして、突然に、このようなことを書いたのかと言うと、それは、多くの人が「奴隷のように働き、聖職者のように暮らす」ようにならんとしているからなのだ。真面目なのは悪いことではない。しかし、全員が真面目になれば、世の中はつまらなくなるのだ。何しろ、真面目な人が目立たなくなってしまうぐらいなのだから。
 この社会は犯罪で溢れている、困ったものだ。そして、この社会は倫理的でないもので満ちている、本当に困ったものだ。怠け者と不届き者とふしだらな者たちが闊歩している、嘆かわしいことなのだ。
 法律はきちんとしなければいけないし、マナーを訴え続ける必要がある。
 しかし、それでいいのではないだろうか。不道徳を嘆き、無軌道な振る舞いに怒る、それでいいのではないだろうか。
 嘆きも怒りもない世の中を平和というのではないような気がするのだ。自由に怒り、憂うことが出来る世の中を平和というのではないだろうか。
 そこで、こんな企画はどうだろうか。
「筆者が愛した犯罪者たち」
 電子書籍で「筆者が愛したマニアたち」という本を出した。その時、犯罪者を扱うことは止めたのだ。犯罪には被害者もいることなので、それを愛すべきと表現するのは、あまりにも不謹慎だと思ったからだ。
 しかし、社会があまりにも謹慎するつもりなら、どうせ、ひねくれ者の嫌われ者なのだから、いっそ、そんな企画もいいように思ったのだ。
「カラス憂いて、ああ、と鳴く」と、そんなタイトルでもいいかもしれない。
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