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mixiユーザー(id:2938771)

日記一覧

 いっさいの束縛を受けないために、仕事もフリーで、生活も一人で、通信手段は家に設置された電話のみで生活していた。携帯電話などない時代なので、それで十分だった。フリーでも、仕事はけっこうあったので、裕福ではないが生活には困っていなかった。困っ

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 気分が滅入ってくれば体調もおかしくなるものだ。睡眠のサイクルが崩れ、頭痛と胃痛に悩まされることになり、なお、この時期には筋肉痛にもなりやすくなるのだから不思議なものだ。 頭痛は何とか我慢出来るのだが、胃痛のほうは、意外と大変なのだ。食べれ

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 SМの世界に何十年もいたわけなので、好きな人も嫌いな人も、当たり前だが数多くいた。不思議なことに気分が滅入っていると、嫌いな人のことよりも好きな人のことばかりを思い出す。嫌いな人を思い出すのには精神力が必要だからなのかもしれない。 しかし

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 寝てはいけないときには、異常なまでの睡魔に襲われるというのに、眠ろうとするときには覚醒している。こうしたことにも慣れた。気分が滅入っているときは、そうしたものなのだ。こうしたときは、まず、眠ることを止めてしまう。そうでなくても睡眠時間が異

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 気分が滅入っているときに、そういうときには楽しいことを考えるようにしたほうがいい、と、おかしなアドバイスを受けることがある。食欲がないという人に、そういうときは食べるようにしたほうがいい、と、そうアドバイスするのだろうか。根本の解決になら

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 負け続けた人生だった。運にも恵まれないが勝ちにも恵まれてこなかった。何をやっても最後は負けて終わった。出版も、ビデオメーカーも、風俗店も、学問でも、スポーツでも、恋愛でも、その他の、あらゆるビジネスでも最後には負けて終わっている。ゆえに、

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 気なんかいつだって滅入っていた。どんなに頑張っても成果は出ない。それは何もサロンの問題だけではない。自分自身も、成長の速度を老いの速度が追い越して行くのだから、これで楽しいはずもない。起きている時間の大半は落ち込んでいる。ふさいでいる。起

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 書きたいことは、まだまだ、たくさん残っている。好きだったSМクラブがつぶされたとき。他の出版社のマニア雑誌をつぶそうと画策している人を見たとき。SМパーティで見栄をはる男たちがいなくなったと感じたとき。SМ嬢がアルバイトで昼間の仕事をはじ

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 マニア世界には文学で成り立っていた時代があった。筆者はその最後を少しだけ知っている。純文学ではない、政治思想はない、芸術とは縁遠い、その上、お金にもならない、モテもしない、それがマニア世界だったのだ。雑誌も、マニアのサークルも儲かりはしな

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 バカを尊敬するというのは、おかしなものだ。しかし、尊敬に値するほどのバカは変態世界には少なくない。その男もそうだった。その男のバカは、トイレ覗きにあった。最近では、もう、珍しくもなく、一時の盛り上がりも、すっかりなくなっている。しかし、今

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 エロ本の打ち合わせというものは、それは如何わしいものだった。 バーのカウンターの隅で、二人でこそこそとグラビア撮影の打ち合わせをしていたら、馴染みのバーテンに「お客さん、そちらの、そのヤの付く業種の方だったんですね、見えませんねえ」と、言

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「ダメ、お尻はNGなの。言ってあるから。書いてあるはずだから。宣材見て。事務所に聞いて。お願い。ダメ、絶対に無理。それだけは嫌なの」 SМビデオの台詞ではない。ただのグラビア撮影の時の台詞だった。モデルの女は涙を流していたが、緊縛されてしま

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 SМにかぎらず、エロごとは絵空事だ。空想と妄想と真似事のごった煮に、リアルという調味料を少し入れているだけの活字料理だ。絵空事ゆえに、犯罪も許されるのだ。似ているといえばホラー雑誌だった。ホラー雑誌も絵空事。本気になってしまえば、それはホ

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 あれは、まだ、ビニ本と言われる写真しかないようなエロ本があった頃だった。筆者は、ビニ本で稼ぎを上げながら、その余力でマニア雑誌を作っている出版社で手伝いをしていた。けっこう、いいお金になったのだ。何よりも、アルバイトのように日払いでお金が

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 筆者が二十四歳、その女は筆者よりも一つ年上だったので二十五歳だったはずだが、筆者にいは三十歳を過ぎているように見えていた。別に不美人のおばさんだったからではない。身長こそなかったが、スタイルがよく、長い黒髪が綺麗で普段はそれを編み上げてい

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 筆者も、もう、ずいぶんと長く、SМ業界にいる。ついこの前まで、三十年と言っていたのだが、今は、SМ業界に四十年以上と、そう言わなければならなくなった。四十年もいたのだから、これまで、絶対に書いてはいけないと思っていたところの、いくつかの話

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 ホテトル業者は非合法を生業としていた。そして、その取り締まりが厳しくなったことがある。そんなとき、SМ風俗が少し少し流行しはじめていた。ホテトルやマンヘルは非合法だが、SМは合法という考えは、SМの流行に大きく影響していたと筆者は考えてい

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「お前は他人の冷蔵庫の中身で料理をする料理人なんだよ。他人の食べたい物を作るのはいい。そこは俺は認めているんだよ。でもよ。他人の冷蔵庫の中身でばかり作っているもんだから、自分の冷蔵庫の中身は空っぽなんだよ」 記憶が確かなら、あれは新宿七丁目

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 筆者は打ちひしがれていた。左派勢力と言われる人の多くが金持ちだったことに言いようのない気持ちの悪さを感じていたのだ。そして、もう一つ。SМに関わる人たちの意外なほどの貧しさにも落胆させられていたのだった。 SМに関わる人は、金持ちばかりで

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 誰がエロ業界をつまらくしてしまったのか、誰がエロ産業を衰退させてしまったのか、いったい誰がマニアを健全で退屈な人にしてしまったのか。 もちろん、筆者ではない。別に責任逃れに、そう言うのではない。そもそも、筆者には、そんな力はなかった。影響

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 熱心に自分を正当化するマニアのほとんどはズレていた。女のため、男のため、中には子供のためとか、社会のためと、まじめに語るマニアがいたが、そられが本当に何かのためになっていたというような話はなかった。たいていは誰かの迷惑になっていた。そして

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 こんな企画はどうだろうか。「二度と行けない場所」 別にたいそうな場所のことではない。ただ、筆者の生粋の迷子体質と天才的な方向音痴と時の流れのために行くことが出来なくなったというだけのことだ。これもラジオ企画として、絶対に辿り着けないが、そ

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 深夜営業の店で過ごすことが日常だった。あの頃には深夜のチェーン店でない定食屋というのも新宿にあった。飲み屋は当たり前のように朝まで、あるいは始発までやっていた。そして、牛丼屋とカレー屋と立ち食いうどん屋。自分も朝まで飲んでいたときにはいい

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 また、一軒、筆者が利用していた深夜のファミレスが深夜営業を止めた。従業員の給料と売り上げを考えたら、やる意味がないのだろう。ファミレスはフロアー全てが禁煙となり、そして、深夜営業が終わり、ある意味、その名の通りのファミリーレストランとなろ

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 公園が好きだった。貧しい頃は、公園は喫茶店代わりだったりした。しかし、エロビデオやエロ雑誌が景気の良い頃にも公園は、本当によく利用していた。公園で撮影が行われた。ゲリラ撮影と言われるものだった。酷いものだった。やりたい放題だった。個人的に

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 ガメラとギャオスは滅茶苦茶だ。彼らが帰った後は、大きなケンカの後のように部屋が荒れている。ところが、コモドとアイさんが帰った後の部屋は誰かがそこで大きなケンカをしていたなどと信じられないぐらい綺麗だ。コモドにいたっては、掃除しながら酒を飲

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「日本ってね。許容してしまう社会だったと思うのよ。よその村の人、よその国の人、新しい生活様式、新しい文化、妖怪とか、幽霊とか、何でも許容してしまうのよ。災害さえも許容して行くところがあるの。強いのよ。地震も火山もある、あることを許容して、ど

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「女って何なのか、と、そこが問題なのよ。女は子供を産むから女だと言うなら、子供を産まないと決めた時点から、その人は女でなくなるのか、と、そう言うことなのよ。文化ってね。細分化なのよ。ようするに分けることで発展してしまうのよ。でもね。分けたら

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「酒もないのに夢を見たよ。コーヒーでウトウトするのは久しぶりだ。気が付けば深夜の二時だろう。酒もないのに、眠くなるなんてなあ。まったく、老いたものだ。何しろ、酒がないのに、こう、ウトウトとしてな」「分かりました。出しますよ。ありますよ。こん

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「私ねえ。ものすごく疑問なのよ。コモドの旦那のこの紳士ぶりね。不格好なスタイル。短い脚。二足歩行というよりは尻尾を利用した三足歩行。その上、この旦那は老いているものだからステッキも使って四足歩行。いっそ、素直に前足を地面につけて普通の四足歩

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