mixiユーザー(id:293308)
2019年07月16日23:05
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みりんさん的山陽考察
6000系では初の4連として製造された6010Fに後を託し、また一人（編成）老兵が神戸の海沿いから姿を消していった。3050系3052F。3050F・3054Fとともに、未更新のまま残存する鋼製車体の3050系であった。幅広の下枠交差パンタPK-60を振りかざし、S特急で颯爽と駆け抜ける姿も、今では昔話だ。
PK-80パンタに載せ替えた後も、時折S特急運用に入りながら元気な姿を見せていた3052F。先輩である3000系の存在以上に、車体未更新という事実が淘汰の順序を早めてしまう形となった。なおこの3052Fが、3050系では初の廃車である。
一方で、一躍脚光を浴びることとなった老兵（未更新車）もいる。5000系4連と同じく、わずか2編成しか存在しない3000系4連の一つ、3030Fだ。見ての通り、3000系登場当時にまとっていたブルーとクリームのいでたちで、雄々しく本線へ戻ってきたのである。
復帰早々度重なるハプニングに見舞われた同編成だが、その後は順調に神戸の海沿いを西へ東へ駆けまわっている。「やはり山電といえばこの色よ！」こんな声があちらこちらから聞こえてくるのは、ごく自然なことであろう。
標準塗装時代の3030Fと比較。車番の位置まで忠実に再現されているのがわかる。願わくば、前照灯の蓋部分をクリームに塗装していただきたいところだ。
3030Fが掲出している、旧塗装復刻を記念したヘッドマーク。「3000系未更新車 最終出場記念」とある。つまりはこの3030F以降、検査切れが近づいた3000系列の未更新車は、検査を通さないということだ。いわば、3000系列の未更新車に対する「しのせんこく」である。
ヘッドマークには「3000系」と書かれてはいるが、3050系であっても未更新車であれば容赦なく淘汰の標的となるであろう。前述の3052Fが好例だ。当事者となるであろう3050F・3054Fも、きっと何かを悟っているに違いない。
ちなみに現在も残っている3000系列の車体未更新車は、以下の通りである。
3連
3026F・3028F
4連
3030F・3032F・3050F・3054F
なお、アルミ車体を含む3066F〜3078Fの処遇に関しては推測の域を出ないが、3056F〜3064Fが車体更新工事を完了し、引き続き使い続ける方向が見えている以上、廃車はないのではと考えている。ただ、3066F〜3078Fは車体更新自体は受けていないことに加え、3076F・3078FにはT車ながら3000系列最高齢の車両（3000F・3002Fの置き土産）が含まれていることから、組成変更等何らかの動きはあるのかもしれない。
たとえば…
3076F（3076-3077-3500-3643）
3078F（3078-3079-3501-3644）
このうち元3000Fの3500と元3002Fの3501（ともにT車）の老朽化は顕著であり、この先長くはないと考えるのが自然だ。となれば、この両編成の組成変更が必須となる。考えられるパターンとして…
��3500・3501を抜いて、そのまま3連化。ちょうど2編成残っている3000系未更新車3連の代わりとし、不足した4連2編成分を6000系増備で補う。（抜かれたT車は、3000系未更新車3連ともども廃車）
��3500・3501の後釜として、3100Fに白羽の矢を立てる。（3100Fを組成している3619も老朽化が隠せない状況であることから、3100・3101を電装解除の上3076F・3078Fへ組み込み、残った3500・3501・3619を廃車する。）3100F分の不足した3連1本は、6000系増備で補う。
…などと一人で勝手に妄想を膨らませている次第である。
以上、長々と失礼しましたm(__)m
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