舞台「ハムレット」

YouTubeで藤原竜也が２１歳の時に演じた「ハムレット」を何年か振りに観た。
まだ、この映像がYouTubeで観れるとは思ってもみなかったが、再び観て、感動した！
ハムレットは　やはり若い時に演じなければ、できないのだと思った。父親を叔父に殺されて、母親まで　叔父の妻になっているのを許せないという気持ちは、若い時でなければ、薄れてしまうもののような気がした。
オフィーリアに対する愛情も　叔父に対する復讐の気持ちに比べれば、ちっぽけなものだった。
それが　オフィーリアの狂気にもつながっていく気がした。鈴木杏のオフィーリアは　良かった。
小栗旬の堂々たる若い王様の感じも良かった。

この舞台を　目の前で観たかった。

私が　藤原竜也のシェークスピア作品を舞台で実際に観たのは、「ロミオとジュリエット」だった。
あの作品こそ、若い時でなければ演じられない作品で、良かった。

あれから　藤原竜也は、映画や舞台でいろんな役をやってきたが、「四谷怪談」を演じた時は、「まだ若すぎる」と感じた。もし、今　「四谷怪談」を再び演じたら、良いのではないか。と、思った。

チンピラに　ボコボコにされて、クズみたいな人を演じたら、天下一品の気がする。