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2021年08月29日22:17

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追悼 堀文子ースケッチと本画でたどる人と芸術(後期)・。・・名都美術館

8月28日

堀文子展の後期展示を観に行った。

本来なら、この日は ギャラリートークがあるはずだったが、緊急事態宣言が出て、中止になってしまった。この前の展覧会も 後期のギャラリートークは中止だった。
それでも、レストランの予約がしてあったので、この日に行くしかなかった。

後期の展示で 印象に残った作品は、「くらげの戦略(平成17年)」であった。
色とりどりのくらげが 海の中を漂う様子が描かれていて、自由に 描いているような感じで良かった。
また、「稲妻(平成18年)」は、針金のような金属に着色して描いたようだった。これまで「稲妻」を描いた日本画は、見たことが無かったので、面白いな。と、思った。

年齢を重ねてもなお、好奇心旺盛で、顕微鏡をのぞいてみたりして絵の素材を 捜し続けたり、80歳を越えて、標高4000m以上にしか咲かない「ブルーポピー」という花を描きたいと思って、山に登ったりする体力も 凄いな。と、思った。今回の展示では、ブルーポピーを描いたものは、スケッチだったが、箱根の成川美術館で、完成したブルーポピーの花の絵は 観た。

「仔犬(平成16年)」という作品は、東京メトロカードの絵になったというもので、堀文子が 犬の絵を描いたのは珍しく、上品で、可愛らしく描いていた。

蜘蛛の巣を描くのに、霧吹きで濡らして、細かく描いていたのも印象に残った。

絵を描くには、スケッチが大事なんだなあ。と、改めて感じた。

これまで 堀文子の作品に 注目したことが無かったので、こうして、前期・後期の作品を観て、こういう画家だったんだな。と、思った。
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