5月29日
「つなぐ、つながる、日本の美」の展覧会の後期日程に行った。
前期も行ったのだが、高崎市タワー美術館の学芸員さんが、再び ギャラリートークをしてくれるはずだった。
でも、行ってみたら、コロナのせいで 中止になっていた。
青木さんの説明は とても上手だったので、後期の展示をどのように説明してくれるのか ずっと楽しみだった。
4月17日には ギャラリートークは あったのだが、あれから愛知県も緊急事態宣言が 出てしまって、中止にするしかなかったのか。残念!
でも、美術館自体は 営業していたので、後期日程の展示を観ることができた。
後期日程では、竹内栖鳳、上村松園、東山魁夷、高山辰雄など官展系の画家や戦後発足した創造美術で腕を揮った上村松篁や秋野不矩なども紹介していた。
上村淳之の作品も展示されていたので上村3代の絵をまとめて観ることができた。
私は小野竹喬美術館や 秋野不矩美術館にも出かけたことがあるので、お気に入りの画家が 揃った展覧会といえよう。
いつ観ても 松園の美人画は 素晴らしい!
そんな中で、蔦谷龍岬という画家の屏風が展示されていて、「御堂の朝」(1918年)が印象に残った。
蔦谷龍岬という画家は 知らなかった。
47歳で亡くなっている人だった。
平安時代のような建物に 女性がいて、周りに蓮の花が描かれていて まるで 極楽浄土のような雰囲気がした。
この人が 長生きして、もっと多くの作品を残していたら、有名になっていたかもしれない。
20代に描かれた作品だという。
東山魁夷の絵は、88歳の時に描かれた「樹氷」という作品では、衰えぬ画家魂を見せてもらった気がした。
画家は 長生きしてもらいたい。
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