小林古径記念美術館を出たら、もう午前11時を過ぎていた。
小林古径記念美術館には 1時間くらいいたことになる。
そこで、近くの歴史博物館の中にあるカフェで ハヤシライスを食べた。
カフェでは 蓮とプーアール茶とジャスミンティーをミックスした飲み物があったので、注文してみた。何だか飲んだことが無い味がした。
それから、高田図書館の中にある小川未明文学館に行った。
小川未明は、新潟県上越市出身の小説家・童話作家です。
早稲田大学学生時代に、坪内逍遥やラフカディオ・ハーンらの指導を受け、小説家としての地位を築きました。その後、小説を書くかたわら、数多くの童話を創作しました。日本のアンデルセンとも呼ばれ、児童文学の近代化、地位の向上に貢献した人で、代表作には「赤い蝋燭と人魚」、「野ばら」などがあります。
文学館では、これらの小川未明の業績と作品はもとより、生い立ち、作品が生まれた時代背景、人間性などをわかりやすくご紹介するとともに、日本児童文学の父小川未明を中心に近代文学の資料を収集し、その研究・公開を行っています。
その文学館の中で「画家古志野実が描いた未明童話」という特別展をやっていたので見学した。
多様な表現力を持つ画家・古志野実が描いた未明童話「殿さまの茶わん」「月とあざらし」「負傷した線路と月」。
この3作品は、小川未明の書いた1200編におよぶ童話の中でも著名で、今なお親しまれている作品ですが、今回展示する絵画はアニメーション用に制作され、のちに絵本化もされたものです。
力強く大胆なタッチで描かれた絵画と、未明の童話をお楽しみください。
「殿さまの茶わん」「月とあざらし」「負傷した線路と月」の3作品とも私は知らなかった。
絵本の原画が展示されていた。原画と印刷されたものとは色が違っていた。
文学館の中に 小川未明が晩年を過ごした東京と杉並区高円寺の家の書斎を再現した「未明の部屋」があり、いかにも作家の部屋だった。
また、小川未明の碑が建てられるという時に ご本人が出かけられないので、肉声を録音したテープを送ったという、その肉声が聞けるようになっていた。
未明は こんな声をしていたんだな。
子どもたちに 日本の精神を大切にして欲しいというようなことを言っていた。
上越市にはこんな立派な人がいたんだな。
この土地の人々は 今でも小川未明の絵本を読んでいるんだろうか。
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