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2020年10月31日08:45

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「幻の東京焼 横浜焼」・・・岐阜県現代陶芸美術館

10月25日

中山道広重美術館を観た後、岐阜県多治見市にある岐阜県現代陶芸美術館に行った。

この展覧会を観たいと思ったのは、明治時代の日本が外国に輸出していた陶磁器で、しかも
華やかで超絶技巧を凝らしていた、今となっては国内で現存する作品が希少であるというものが観れるということだった。

「明治時代が幕を開けると、諸外国から多くの人々が日本を訪れました。彼らは日本の美術工芸品に魅せられ、購入した作品を持ち帰りました。さらに日本の美術工芸品は、欧米で開催された万国博覧会で高く評価されるとともに、海外へ大量に輸出されました。
 その中で、華やかで精緻を極めたモティーフによって装飾された輸出陶磁器「横浜焼・東京焼」は、「神業」ともいうべき超絶技巧を凝らした品々で、外国の人々の好みを反映して製作されました。しかし、国内に現存する作品が希少で、製作過程や実態に謎が多く、「幻の陶磁器」とよばれています。本展では、国内随一のコレクター・田邊哲人氏が里帰りさせたコレクションから精選した作品と、日本に現存する優品を一堂に およそ150点紹介し、幻といわれるその全貌にせまります」・・・チラシより

明治時代の超絶技巧を扱った展覧会は、私にとっては 「観たい!」と思わせる展覧会で、岐阜県多治見市は 少し遠いけれども、恵那市に行くついでに行くことにした。

また、10月25日の午後2時から学芸員によるギャラリートークもあるというので、「25日に行くしかない」と決めていた。

ギャラリートークというものも、コロナになってから 全部中止になっていたから 久しぶりだった。1時間のギャラリートークだったが、久しぶりで こんなに体力がいるものだとは思わなかった。
自分が こんなにヘロヘロになるとは!
自分の体力の衰えに 信じられないくらいだった。
これまでだったらギャラリートークの後に もう1回展示物を見直して 確認するのだが、ヘロヘロで そのまま帰った。もう1度観たい気持ちはあったものの、体力が残っていなかった。

それはさておき、肝心の展示物の紹介

チラシの表面にもある宮川香山「高浮彫牡丹二眠猫覚醒大香炉」(明治後期)
香炉の上に乗っている眠猫が目覚めていて、猫の口が開いていて 歯まで見せている。
猫の表現が とても写実的で、インパクトがあった。

井上良斎「高浮彫雲龍花瓶」は、雲間に 龍の姿が見え隠れしていて、雲も立体的になっていて印象に残った。

宮川香山の作品は、これまで何度も観ているので知っていたが、こんなに多くのものが外国に輸出されていたのかと思うと、日本の技術の高さを改めて感じた。
いかにも外国人にうけそうなものだな。と、思った。
それにしても 忠臣蔵をテーマに扱った皿は 外国人は知っているのかな。と、疑問に思った。



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