9月21日
最後の1館の「竹田扇之介国際糸操り人形館」に行った。
信州伊那谷、その要衝の地・飯田は、京と江戸のほぼ真ん中に位置することから、西と東の両様の文化が流れ込む山の都でした。
さらに山深き地形と、中央を流れる天竜川がそれをこの地にとどめ、東西の複合文化を創り上げました。
伊那谷には現在、300年のあいだ脈々と続く黒田人形、今田人形の人形芝居を含めて四座がその歴史を伝え続けています。
竹田扇之助氏は平成二年、故郷であるこの地に移って竹田練場を再建、内外で収集したコレクションと共に練場を飯田市に寄贈されました。
竹田扇之助記念国際糸操り人形館は、その竹田氏代々の功績を記念し、人形劇による国際貢献の中核的施設として、
平成十年八月、第20回人形劇カーニバル98、1998世界人形劇フェスティバルにあわせて建てられたものです。
ここは 桜の名所だった。舞台桜が満開の時は、さぞ見事だろうと思われた。
だから、時季外れの今は あまり訪れる人はいない。
そんな中でも、人形の説明をしてくれる人が2人もいて、見学する人の時間まで気にかけてくれて、時間のない人には それなりの説明をしていた。
私たちは、飯田市美術博物館も観たし、川本喜八郎人形美術館にも行ったので、じっくりこの美術館にいても良かった。
大阪万博で 人形劇を演じたという記録映画を見せてくれた。
「鶴の恩返し」であった。
また、体験用の人形があり、糸操り人形を実際に 使うことができた。
なかなか難しいもので、これが自由自在に 操れるまでには 何年もかかると思った。
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