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2020年09月19日14:51

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「北斎の肉筆画」・・・岡田美術館

9月13日

そもそも今回箱根に行ったのは、岡田美術館の「北斎の肉筆画」を観たいということからだった。


「2020年は、世界的に有名な江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(1760〜1849)の生誕260年にあたります。北斎と聞いてまず思い浮かぶのは、風景版画「冨嶽三十六景」シリーズや、ヨーロッパの芸術家たちにも影響を与えた絵手本『北斎漫画』などの印刷物でしょう。一方で、約70年にわたる画業を通じて意欲的に取り組んだ肉筆画(一点ものの絵)における優れた業績は、あまり知られていないように感じられます。
当館には、北斎屈指の名品である「夏の朝」や「堀河夜討図」を中心に、40歳代から最晩年に至る10点の肉筆画が収蔵されています。本展では、それらを初めて一挙公開するとともに、版画、版本(版木に彫って印刷した書物)の代表作である「冨嶽三十六景」と『北斎漫画』、北斎に影響を受けたフランスのガラス作家エミール・ガレの作品なども展示し、様々な角度から奇才・北斎に迫ります。
あわせて、他の浮世絵師による肉筆美人画の名品も特別公開。肉筆浮世絵の世界をぜひご堪能ください。」


肉筆画は版画と違って、一点ものだから よけい観たい気持ちになった。

夏美人図の二大傑作である「夏の朝」と「美人夏姿図」は 良かった!

やはり 「本物を観る」ということは、良い。

わざわざ箱根まで観に行って良かった!

建築家ジョサイア・コンドルの旧蔵品である 葛飾北斎「四季耕作図屏風」も観ることもできた。

「堀河夜討図」は、源義経、巴御前、弁慶の3人が描かれていて、刀を義経に差し出す巴御前、3人に緊張感がみなぎっている。
刀の装飾や着物の柄の細かさに驚かされた。

北斎 数え年88歳に描いた「雪中鴉図」は、鴉が 黒く光って見えて、生き生きとしているように見えた。これまでカラスといえば、河鍋暁斎や与謝蕪村の描いた絵を思い出すが、その絵とも全然違っていた。

また、以前に観た 喜多川歌麿の「深川の雪」「吉原の花」(複製画)「品川の月」(複製画)も再び観た。
「吉原の花」や「品川の月」は アメリカの美術館で所蔵されているので、本物を観ることはできない。
あの時は、「深川の雪」を初公開するというので、随分並んで観たのだったが、今回は全然並ばずに観れた。

北斎の肉筆画とは違うが、長命の画家というタイトルで 展示されている部屋があった。

片岡球子「新雪の富士」や小倉遊亀「椿」、鏑木清方「布晒」などが展示されていた。

清方の絵を岡田美術館で観たのは初めてで、まさか清方の絵を所蔵していたとは驚いた!

今回の旅は清方の絵を求めて出かけて行ったような気がする。



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