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2020年08月04日06:46

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美術館に出かけた(1)

8月1日

朝5時半ごろ家を出発して、自家用車で 富山県に向かった。

元々 5月の下旬に 緊急事態宣言が解除されて、「石川県七尾美術館で 喜多川歌麿の展覧会を観たい」ということから、計画を立てていた。

しかし、出発する1週間前に その展覧会が中止されていることを知った。

とてもショックだったが、せっかく宿も予約していたので、他の美術館を調べて、とにかく観れるものを観ようということになった。

午前9時半くらいに福光美術館に着いた。

平成6年10月、旧福光町出身の日本画家石崎光瑤の作品約450点の寄贈がきっかけで、開館しました。また、昭和20年から6年あまり福光に疎開し、制作に励んだ板画家棟方志功、当地に在住し、彫刻・陶芸で活躍した松村秀太郎の作品を常設展示するとともに、郷土ゆかりの作家の作品展示など様々な企画展示を行っています。
 常設展示品には、石崎光瑤の代表作「燦雨」、「雪」、棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」、「華狩頌」、松村秀太郎の「E氏像」、福光焼などがあります。企画展では、棟方志功や版画を一基軸とした展示を行っています。
 福光美術館は、福光と金沢を結ぶ国道304号沿いの閑静な森の中にあり、彫刻庭園や池に囲まれ、小鳥の鳴き声が聞かれるなど、自然景観に恵まれています。

 美術館の分館である棟方志功記念館「愛染苑」では、棟方志功が福光で疎開生活をしていた6年8ヵ月の間に制作した作品を中心に展示しております。
 隣接している民藝館「青花堂」は、棟方の版画の摺りを任せられたほどの理解者だった石崎俊彦の旧住宅です。また、棟方志功旧住居「鯉雨画斎」は板戸に鯉や鯰、厠には生き生きとした天女や菩薩が描かれています。この2館も同時に観覧頂けます。

夏季常設展
2020年6月10日(水)〜8月31日(月)

石崎光瑤展示室では、静けさのある雄大な富山湾の風景を描いた「富山湾真景図」(六曲一双屏風)や、昨年新たに収蔵した「清夏」(軸装)、インドで写生したゴクラクチョウをもとに制作した「麗日風鳥」(軸装)、北陸の雪を見事に表現した「雪」(二曲一双屏風)、スコールに揺れる鳳凰木の中を飛翔するインコを描いた代表作「燦雨」(六曲一双屏風)などを展示しています。

棟方志功の展示室では、代表作の「二菩薩釈迦十大弟子」(六曲一双屏風)のほか、ピカソの「ゲルニカ」に影響を受け表現主義的な風合いがみられる「午丑の柵(両乗の柵)」、12か月を豊かなデザインで表現した「柳緑花紅頌」などを展示しております。

常設展が こんなに見ごたえがあるとは思いも寄らなかった。
特に 棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」は、壮観で 美術館には 他に人はいなくて、独り占めな感じで この名作に出会えた。
棟方志功については、先日「新日曜美術館」で観たばかりで、一心不乱に 彫刻刀を使って作品を作っている姿が目に浮かぶようだった。

石崎光瑶という画家については、竹内栖鳳の弟子ということだったが 全然知らなかった。作品を初めて観たが、とても素晴らしいもので、認識を新たにした。
繊細な線、色彩が美しく、「驟雨」という作品を観たが、この1点を観ただけでも、凄かった。
福光美術館なんて、これまで全然知らなかったが、見ごたえ満点だった。
コレクション室では、石崎光瑶の下絵や素描が展示してあったが、下絵といっても 完成品の絵と遜色ないくらい素晴らしくて、丁寧に仕事をしている画家だったんだと思った。

分館の棟方志功記念館 愛染苑にも行った。
棟方志功愛染苑、棟方志功旧居 鯉雨画斎、民藝館 青花堂、棟方志功資料館を観た。
それぞれ、小さな建物だったが、全部を観たら、棟方志功がいろんな人に愛されていた作家だったことが良く分かった。
棟方志功が住んでいた「鯉雨画斎」では、家の中の扉や柱、トイレの天井から壁にまで絵が描かれていて、板戸に鯉・雨、鰻、亀、鯰を描いたものがあったり、菩薩や天女が描かれていたりして、見ごたえがあった。
疎開するときに東京から棟方が持ってきたという大きな火鉢が印象に残った。
また、この家に訪れた人たちのサインがあって、柳宗悦、大原総一郎、河井寛次郎、などの名前が書かれていた。
戦後の混乱時にわざわざこんなに多くの人々が、棟方の住居に訪れたのかと思った。
なかなか見ごたえがあったので、ここで11時過ぎになっていた。
ツアーではなくて、連れと二人だけの旅行では 思いのままに時間が使える。
贅沢な時間を過ごしたな。と、思った。



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