mixiユーザー(id:29290635)

2020年05月29日23:25

38 view

舞台「Bedge Pardon」三谷幸喜

You Tubeで「Bedge Pardon」を観た。

夏目金之助(夏目漱石)がロンドンに引っ越してきたという所から 物語は始まった。

下の階に住んでいる日本人は、英語が堪能で 日本語を話すと秋田弁でしゃべり、何を話しているか分からなかった。(でも、実際には 英語を話しているという設定で日本語でセリフを言っている)
人懐っこくて、良い人のように思われた。大泉洋が演じていたのだが、器用に生きているような感じがした。

夏目は、英語を話すのが上手くなくて、それをコンプレックスに思っていた。

その家で働いているメイドは、なまりが強かった。自分の見た夢の話をする夢見心地の女性だった。

家主の人は、大工で、犬をかわいがっていた。
家主の妻は、とても威圧的で、メイドを怒鳴ってばかりいた。
家主の娘は、変わった人で、男を見ると 誘惑していく人だった。

メイドの弟も変わった人だった。

友人だと思っていた人に裏切られたり、愛する人を不幸にしたり、そういうことを全部作品に昇華してしまうという一人の天才作家の姿があった。

野村萬斎が夏目の役をやっていたのだが、日本人のシャイな部分と自分勝手な部分、自分を客観的に見る目など、人間としての夏目のいろんな面を演じていた。

メイド役の深津絵里は、一生懸命に生きていて、好ましい感じがするメイドを演じていた。
ただ、この舞台では、女性は幸せそうではなかった。

悲劇的な最期になった女性の話は 観たくない。

借金を作った弟の為に、自分を犠牲にするという話は やりきれない。

弟が自分で 借金を返すように努力すべきだし、借金を返せないといって姉に泣きつくのは甘えている。と、思った。女性を馬鹿にするな!男なら、自分で何とかしろ!

もっと軽い話だと思って この映像を観てきたが、こんなふうに憂鬱な気分にさせるものとは思いも寄らなかった。




2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する