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2020年05月27日14:22

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「これって絵画なの?超リアルと面白かたち展  上田薫と元永定正の世界」

5月27日
愛知県独自の緊急事態宣言が解除されて、いろいろな美術館のホームページを見て、営業している美術館を探した。

愛知県美術館は、9月19日からの会期の「ライデン国立古代博物館蔵 古代エジプト展」までお休みで、名古屋市美術館の「みんなのミュシャ展」は中止になり、その次の展覧会である名古屋市美術館所蔵展である「アートで旅するなつやすみ サマーエスケープ」という展覧会が7月11日からのものなので、なかなかすぐに観れる展覧会は見つからなかった。岡崎市美術博物館も 岩合光昭の展覧会が中止になって、7月28日からの「マイセン動物園」という展覧会が行われるには、まだ2か月もある。

すぐに観れる展覧会を探すのを諦めようと思ったその時、おかざき世界子ども美術博物館で上田薫の展覧会が4月25日から開催されるはずだったことを思い出した。

もしかしたら、あの展覧会が期間が短縮されて開催されるかな。と、思った。

そしたら、5月26日から開催されることを知った。「行くしかない。」
この先、また緊急事態宣言が出て、展覧会が閉幕になってしまうといけないから、今のうちに観ておこう。と、思い立った。


「絵画には、様々な表現があります。
本展では、写真を超えるような驚くほど細かくリアルに描かれた作品と、それと対照的な抽象化された不思議な形と色の世界を一流の画家の作品でご覧いただき、絵画の幅の広さと表現の自由さを子供たちから大人まで心ゆくまで感じて楽しんでいただくために企画された、今までにない画期的な展覧会です」・・・展覧会のチラシより

上田薫の絵は、愛知県美術館の所蔵する「生たまご」という絵を観たことがあったりして、強い印象があった。

上田薫の絵は、約100点も展示されていた。

展覧会の入り口に 大きなハンバーガーの絵があって、F150という大きさで、度肝を抜かれた。「男の靴」「靴の裏」「女の靴」「女の靴の裏」も実物の大きさの何十倍かの大きさで描かれていた。
「靴の裏」を描いた絵は、初めて観た。
また、「タバコ」という絵は、吸い殻を描いた絵だった。こんなものを絵にするとは、どういうことだ?と、思った。

「アイスクリームA」や「スプーンのジャム」など、スプーンですくったジャムを描いた絵は、ジャムのドロッとした感じが良く出ていた。

「あわA」や「シャボン玉B」など、シャボン玉やあわを描いた絵が多くあったが、シャボン玉の中にカメラを構えた作者だと思われる人物が どの絵にも描かれていた。
シャボン玉を描いた絵は、暗い色調で描かれていたので、タイトルを見なければ、何を描いた絵なのか分からないくらいだった。

「壊れたビン」という絵も何枚かあって、どうしてこういうものを描いたのか?と、思った。
「流れ」という題名の絵も何枚かあって、まるで抽象画のような感じの絵だった。
目がくらくらした。

展覧会の中で 私の気に入った作品は、「Sky」という題名の絵であった。

空の雲の間から光が何本も差し込んでいる絵だったり、雲の連なりを描いた絵だったり、夕日の絵は 美しかった。

元永定正の絵は、創造性あふれる作品だった。
実際の絵本を12冊くらい見たが、こういう絵は なかなか描けないなあ。
谷川俊太郎の言葉と上手く調和した独創的な絵。

久しぶりの美術館は、ほとんど人がいなくて、じっくり観れた。



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