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2020年04月06日10:19

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こんな時期に名古屋へ(2)

4月5日
電車が混まないうち出かけようと、午前8時半の電車に乗った。
そしたら、いつもなら混んでいる電車に 人が半分くらいしか乗っていなかった。

名古屋駅に着いて、格安チケット屋に行ったら、こんな文句の紙を渡された。

「開催中止・開催日変更・台風・地震・ストライキ等、いかなる事由があっても払戻・返品・交換・その他 それに伴う代金の補償等は 一切できません。
ご質問等ございましたら購入日当日中にお願い致します。
申し訳ございませんが、後日のお問合せは一切お受けできません。」

こんな紙を渡されたのは、初めてだ。

そんな紙を受け取りながらも出かけたのは、愛知県美術館の「大浮世絵展  歌麿、写楽、北斎、国芳 夢の競演」であった。
愛知県美術館のホームページには、「予定通り4月3日から開催します。」という文字を確認し、「日時指定の券を買っておけば優先的に入場できます。」という文言もあった。
日時指定にしていたら、もし、その日が休館になってしまったら、券が無駄になってしまうのかという不安もあった。
とりあえず 格安チケット屋で チケットを手に入れて、現地に行くことに決めた。

午後1時くらいに美術館に着いたら、並ばなくてすぐに入場できた。
入場するのに、もし会場が混雑していたら、待たされるのも覚悟していたが、すんなり入れた。
ただ、コロナウイルスの関係で、何時から何時まで美術館に滞在したのかを氏名と連絡先も書かなくてはならなかった。
感染者をたどるための処置なのかもしれなかった。

美術館の中に入ると、全員マスク姿で 一人一人 一定の距離を保ちながら、しゃべっている声が全くしない風景があった。
普通なら、浮世絵を見ながら二人でしゃべっている人がいたりするものだが、全く人の声がしない。せきをする人は 勿論いなかった。
1点ずつの絵を じっくりと見ていく。

この展覧会では、5人の絵師の展覧会なのだけど、私として春信が無いのが残念だった。

写楽は、たった10ヶ月くらいしか活躍していない絵師なので、絵は知っているものばかりで、同じ絵が 何枚も展示されていた。持っている美術館は違うが、少し摺が違うくらいのものを何組か観た。以前に「写楽展」を観たことがあるので、全部知っている絵で、つまらなかった。

歌麿の絵は、これまで観たことのない絵が多く、見ごたえがあったが、「これだけなのか。」と、物足りない感じがした。

これまで観てきた展覧会は、「北斎展」「写楽展」「広重展」「国芳展」はあったが、「歌麿展」は 観たことがなかった。
「歌麿展」って、どうしてこれまで行われてこなかったのだろう?

「北斎展」は、去年だったか六本木で 決定版みたいな展覧会に行ったので、今回の展覧会では、珍しい絵は無かった。

しかし、こういう状態でも浮世絵展が行われて、観れて良かった。

この前期展示は 5月3日までなので、5月4日以降に また行かなければならない。
行けるかな?
広重の絵は、三菱東京UFJ銀行貨幣資料館で 良く観ているから、お馴染みになった。



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