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2020年04月05日18:59

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こんな時期に名古屋へ(1)

4月5日
昨日、岡崎公園の桜が 満開だったので、今日は 名古屋へ行くことにした。

名古屋の桑山美術館の展覧会が 昨日から始まっていた。
「墨色との語らい」という展覧会である。

小林古径「宗達」・・・一定の速度と太さを保ち、細く緊張感のある美しい描線。
下村観山「蜆子」・・・線が太く、曲線の先端が少し細くなっている。
小川芋銭「羅漢  龍虎」・・・大らかで自由な描線

この美術館で、今回初めて 藤井達吉「老松之図」を見た。
藤井達吉といえば、碧南市藤井達吉美術館で作品を 多く見ているが、大抵は 俳画のようなもので、絵だけを見せたものは、初めて見た。

近藤浩一路「竹筏」は、洋画のような絵だった。もともと洋画家だったのが 日本画を描くようになった人で、日本画の描き方とは一味違った感じだった。

いかにも日本画だと思った絵は、入江波光「若竹と子雀」だった。

「月下狸之図」橋本関雪は、狸の目が 獲物を狙っているような目で印象に残った。

2階の展示室では、田渕俊夫「尾州八題之内  国府宮」は、色味を抑えた絵であったが、良い絵だった。
また、院展で お馴染みの画家、小山硬「五島」は、暗い色の海に光った部分があり、これまでいろんな絵を観てきたが、神々しい絵だと思った。

平川敏夫の絵も 水墨画で 素晴らしい絵だと思った。

この美術館へ今日行ったのは、桜の木が この美術館の庭に植わっていて、それが満開ではないかという考えがあったからである。
桜の満開を見るのは、そんなにたやすいことではない。
この状態が来週まで続くわけがない。
雨が降ったり、風が強かったりすれば、すぐに散ってしまうのが桜である。
満開の桜を見るなら、今しかない。
思った通りに、この美術館の桜は満開だった。
美術館の庭を歩いたり、屋上に上ってみたりして、桜の写真を撮った。
この美術館に 私が行った時間には 男の人が一人いるくらいで、誰も桜を見に 庭を歩いたりしていなかった。
まるで独り占めの桜だった。
この時期の桑山美術館は 最高!!
狙って行って良かった。

また、ついでに美術館の近くにある川名公園の桜も満開だった。
この公園は、これまで駐車場は無かったはずだが、整備されて、すっかり綺麗な公園になっていた。桑山美術館に行くのは、この春の時期だけなので、びっくりした! 
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