mixiユーザー(id:29290635)

2020年02月23日18:09

55 view

芝居「もろびと こぞりて」・・アベックビーズ

2月22日

名古屋の損保ジャパン日本興亜人形劇場で 「もろびと こぞりて」という芝居を観た。

ガーデン・カフェで誰かが来るのを待っている女優2人の会話を中心に展開する『もろびとこぞりて』は、かつて北村想が率いていた〈プロジェクト・ナビ〉時代の1996年に、劇団員の金原祐三子と中島由紀子のために書き下ろされた二人芝居で、作者の北村は当時のチラシに「女流作家のような気持ちになって書いてみました」と記している。

その後、ウェイトレス役(実は彼女も女優)を追加して改稿した『もろびとこぞりて Ver.2,3』が〈劇団青い鳥〉に提供され、こちらは2006年に初演。以降、外部でもたびたび上演されてきたこの作品が、今回はオリジナルキャストの金原・中島に、〈劇団ジャブジャブサーキット〉からウェイトレス役に荘加真美を迎え、さらに彼女たちの隣の席で新聞を読む謎の紳士役として黒一点・小林正和も登場する“Ver.4.0”として上演された。

1996年の時に、確か この芝居を観たはずだった。
以前の芝居では 「もろびとこぞりて」の歌は 歌っていなかったと思うが、今回は
歌った。
「もろびとこぞりて」って何?というセリフがあったが、モンゴルが出てきたり、いろいろ脱線した話が展開していく。
淡々と話が続いて、待っている彼についての話になっていく。

「もろびと こぞりて」の歌は、賛美歌で 「主は来ませり」なんて歌っていて、神様が登場すれば 全てうまくいくような歌だな。と、思った。
そんなに世の中、うまくいくものではない。
南山教会でのクリスマスイベントで  賛美歌って 能天気な歌だな。と、思った。
あいちトリエンナーレで、敬虔なクリスチャンの家に生まれて、父親が神父だというのに、息子が 無神論者になったという映像を観て、環境がそのままその人の思想になっていくわけではない。と、いうことを学んだ。

あいちトリエンナーレは、問題になったのだが、私の思想にも影響を与えた気がする。

人間の男女ということさえも 分からなくなってきている。

何が どうなっているのか分からないが、すべてのことが単純なものではなくなっている。

アベックビーズの芝居を観るのは、久しぶりで、もしかしたら5年ぶりくらいなのかもしれない。
作品は 変わった部分があるけれども 変わらない気がして、それも不思議な気がした。

芝居の前に 前説で 北村想さん自身が登場して、その話は 新型コロナウイルスについての話だったが、その話の方が面白かった。


2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する