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2020年01月12日17:25

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シネマ歌舞伎「廓文章 吉田屋」(くるわぶんしょう よしだや)

1月11日
名古屋のミッドランドスクエアシネマで「シネマ歌舞伎 廓文章 吉田屋」を観た。
午前10時40分からの上映なので、10時20分くらいに映画館に着いたら、席が 1列目と2列目しか残っていなかった。
仕方がないので2列目にしたが、首が疲れてしまって映画を楽しめなかった。

平成21年4月に歌舞伎座で上演された舞台の映画版で、片岡仁左衛門と坂東玉三郎が出演していた。舞台の上映に先立ち、片岡仁左衛門が説明する映像が流れた。
この演目は 片岡仁左衛門と坂東玉三郎の名舞台として有名なもので、もう50年以上も共演した仲の二人の名作中の名作といったものらしい。
片岡仁左衛門は、以前は 片岡孝夫と名乗っていて、歌舞伎の家の3男であった。
だから、まさか自分が仁左衛門を襲名するとは思いも寄らなかった。という話もした。
大阪の上方歌舞伎の衰退の話をして、東京で歌舞伎をやることを決心した。
だから、上方歌舞伎の良い所と東京の歌舞伎との融合ということを体現している人だということを知った。
歌舞伎というのは 大変だなあ。と、思った。
今は、いろんな娯楽があるので、その中で 歌舞伎が どのように発展していくのかは、今活躍している歌舞伎役者の一人ひとりの活動にかかっている。
次世代の人々も次々に 新しいことに挑戦していて、若い御曹司たちの活躍も楽しみである。

この演目のあらすじは、放蕩の末に勘当された藤屋の若旦那の伊左衛門が傾城夕霧に一目会うため、吉田屋を訪れる。再開を果たすも、伊左衛門のつれない態度に涙する夕霧だったが・・・

伊左衛門の拗ねた様子や、夕霧にとても会いたいのにすぐにそのことを言い出せない姿など、男の人の可愛らしい様子があり、こういうものが上方歌舞伎の愛嬌があるのかな。と、思った。

仁左衛門と玉三郎の二人の舞踊も素晴らしかった。
本当に絵になる二人だなあ。と、思った。



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