今年に観た展覧会を振り返ってみて、
日本で観た展覧会のベスト展覧会を 私なりに挙げてみる。
1.「新北斎展」・・・森アーツセンター
私の中で ベスト展覧会を決めるとしたら、やはり「新北斎展」である。
この展覧会は大人気で、2時間くらい並んだが、並んでも観た甲斐があった。
これまで「北斎展」は いろいろ観てきたが、ここまでの量と質の高い展覧会は これまで無かった。
2.「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」・・・名古屋市博物館
これも見ごたえのある展覧会だった。特に 月岡芳年の「血みどろ絵」の全点展示は印象に残った。以前 太田記念美術館で「月百姿」を観たことがあり、月岡芳年の絵を随分観てきたことになる。
3、「クリムト展」・・・豊田市美術館
この展覧会で あの有名な「ベートーヴェン フリーズ」の原寸大の複製画が壁面に展示されていたことに驚いた。
私は ウィーンで 本物を見たが、全然 遜色ない感じだった。
「女の三世代」という初めて見る絵もあり、「クリムト展」も 日本で いろいろ開催されたが、これまでで一番 見ごたえのある展覧会だった。
4.「村山槐多展」・・・おかざき世界こども美術博物館
「村山槐多展」は、以前も 村松和明氏が 監修して開催されたが、今回の展覧会の方が見ごたえがあった。村山槐多の同級生の人たちの家を回ったり、恩師の持っていた槐多の絵が展示されていたりして、村松氏が 頑張った甲斐がある展覧会だった。
5.「美人画 培公庵コレクション展」・・・一宮市三岸節子記念美術館
培公庵コレクションは、豊橋市美術博物館でも観たことがあったが、この人のコレクションは凄い!! 美人画が こんなに素晴らしいと改めて気づかせてくれた展覧会だった。
また、今年観た絵のベストは、鏑木清方の「築地明石町」「朝涼」
カラヴァッジョ「ゴリアテの首を持つダヴィデ」
クリムト「女の三世代」
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