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2019年08月24日22:05

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フランス紀行(その9)

8月16日
この日は、まずプティパレ(パリ市立美術館)に行き、常設展だけを観た。
19世紀から20世紀初頭の絵画が見応えがあった。
クールベの作品が良かった。クールベは、波とか風景画が良いと思っていたけれど、人物画もなかなか良いなあ。と、思った。
とても社会派の絵も描いていた。

モネの「ラヴァクールの日没」は 素晴らしかった!

また、「サラ・ベルナールの肖像」は思った以上に美しい絵だった。
思わず、近くにいた美術館の人に これがサラ・ベルナールなのかと確認してしまった。

企画展も観れば、それなりだとは思ったが、時間がなかった。

中庭の回廊のカフェで 腹ごしらえをして ゆっくりした。
時間に追いまくられて 絵を観るのはつらかったから、この時ばかりは ゆっくりしようと思った。すずめがたくさんいた。

道を隔てた向こう側には、グラン・パレ国立ギャラリーもあったが、そちらには行かなかった。

というのは、ルーヴル美術館に再び予約を入れていて、今度は 午後1時半からで、入場券との引き換えが 午後1時までになっていたから あまり時間がなかった。

今度こそ、フェルメールの「レースを編む女」とミケランジェロの彫刻を見るぞ。と、心に決めていた。

再びルーヴル美術館に行き、今度は リシュリュー翼から入場し、3階に上り、やっとフェルメールの「レースを編む女」と「天文学者」を観た。
水曜日には観れなかった彫刻の場所にも行き、ミケランジェロの「奴隷」も観た。
今回は 5時間くらいいたので、たっぷり絵や彫刻が堪能できた。
水曜日に「モナ・リザ」を観たので、もう彷徨い歩くこともしなかった。

本来の美術館の楽しみ方をやれた気がした。

結局、ルーヴル美術館に2回行き、合計で8時間くらいいて、やっとルーブル美術館に行ったという実感が持てた。

ただ、行った時期が悪かった。

レオナルド・ダ・ヴィンチ展を控えて、ルーブル美術館は その準備で いつものルーブル美術館ではなかった。

学生の頃に1時間のルーブル美術館見学をした時には、たった1時間で持てた 「モナ・リザ」を観れたし、グランドギャラリーで「ナポレオン1世の戴冠式」の絵や 「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」など結構観れた。
今では信じられない。

少なくとも、ルーブル美術館には8時間くらいは時間が欲しいなあ。と、思った。

連れは、水曜日に「モナ・リザ」を観てなかったので、それを最初に観て、私よりも2時間ほど長くいたようだ。でも、グランドギャラリーが閉まっていたのは残念で、気の毒な気がした。

連れがいなかったら、今回 2度もルーヴル美術館に行けなかったので、連れには感謝している。

それどころか、ルーヴル美術館に全然行けなかったかもしれない。

タブレットで操作して 予約するなんていうことは、私にはできなかったからだ。


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