5月12日
名都美術館で「山元春挙展」を観た。
明治4年(1871)滋賀県膳所に生まれた山元春挙は、雄大な山岳風景を題材に写実的で壮大なスケールの作品を次々と発表、新時代の到来を感じさせる革新的な画家として人気を博しました。本展では、初期から晩年に至る作品を一堂に展示するほか、春挙の別邸・蘆花浅水荘(記恩寺)に、ご本尊として祀られる《畢波羅窟》(通期展示)も特別にご紹介します。
後期日程になっていた。
関西では、竹内栖鳳と並び称される山元春挙であるが、こちらではいまいち知名度が低いのだろうか。
こういう日本画の人というのは、若い頃から 随分凄い絵を描いている。
初期の作品でも、才能の片鱗を見せる絵を描いていた。
スケッチの展示もあったが、さっと描いたであろうものも 立派な完成品の絵になっていた。
こんなに素晴らしい絵だったら、前期日程にも行くべきだった。
昭和天皇が即位する時に 使用される屏風の絵を山元春挙が描いていることを知った。
どんな屏風だったのだろう?
大正天皇が即位する時に使用した屏風は、以前 岡崎市美術博物館で観た。
竹内栖鳳と野口が描いた屏風で、見事なものだった。
昭和の屏風は、確か 東山魁夷と山元春挙だったはずである。
天皇の即位だけの為に使用する屏風とは どういうものだろう?
今度の令和の即位の時には 誰の屏風が飾られるのだろう?
これまでは日展の先生の絵だったが、最近は 日展はぱっとしない。
院展の絵の方が 数段上のような気がする。
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