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2018年10月17日16:52

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「光の装飾  アール・ヌーヴォーとアール・デコのガラス工芸」・・・岡崎市旧本多忠次邸

10月7日

この日は岡崎市欠町にある「岡崎市旧本多忠次邸」に出かけた。



旧本多忠次邸は、本多忠次(1896年から1999年)が、昭和7年(1932年)、東京・世田谷の敷地約7,100平方メートル内に建てた住宅と壁泉の一部を移築し復原したものです。
忠次は徳川家康の四天王と言われた武将・本多忠勝(1548年から1610年)を始祖とする旧岡崎藩主本多家の子孫です。子爵家の二男として生まれた忠次は、学習院を経て東京帝国大学文科大学哲学科で新しい時代を学びました。そして36歳の時、周到な調査と準備を行い、敷地選定から建築基本設計を自身で手がけ、約1年の時間をかけて完成させたのがこの住宅です。



建物は、昭和初期の邸宅建築に好んで用いられたスパニッシュ様式を基調に、一部チューダー様式を加味した木造2階建ての洋風建築です。屋根に赤褐色のフランス瓦を葺き、1階の西側には車寄せをつけた玄関、南側中央には三連アーチのアーケードテラス、続く東側には2階まで続く半円形のボウ・ウィンドウを配置しています。外壁は色モルタル仕上げで、アーチや窓の枠にはスクラッチタイルが貼ってあります。


また前庭には、日本のスパニッシュ建築様式には欠かせないといわれる壁泉があり、吐水口であるシャチのレリーフが建物の妻飾りにある獅子と向かい合うように造られています。

内部は日本間と洋間を共存させた和洋折衷式となっており、接客空間と生活空間をうまく区別させた間取りは、家族の団らんやプライバシーを重視し始めた現代住宅へと変化する時代の先駆けといえます。各部屋の照明器具や家具は施主による趣向が凝らされ、当時流行したステンドグラス、モザイクタイルとともに邸内を彩っています。館内のあちこちにはラジエターが設置され、廊下には個人の邸宅には珍しい消火栓も見ることができます。


この建物が移築された時に、岡崎市美術博物館で 展覧会があり、建物の図面などが展示されていたり、また、この建物の見学をしたこともあった。

久しぶりに旧本多邸に出かけたのは、10月6日に豊橋市美術博物館に出かけた時に、このイベントを知らせるチラシを見つけて、ぜひ行ってみようと思ったからである。

10月7日にギャラリートークがあり、ギャルリーオルフェのスタッフが展示作品を解説するというのを見つけて、ギャラリートークが始まる午後2時を目指して出かけた。

岡崎市内のものは、急に思いついて出かけることができて良い。

なかなか岡崎市でアール・ヌーヴォーやアール・デコのガラス工芸を観る機会は無い。

ギャルリーオルフェというのは、京都の画廊で、何故岡崎市まで出かけて 展示しているのかは知らないが、貴重な作品を見せてもらえた。

入場料が300円というのは 嬉しい。

ギャラリートークは 1時間弱くらいだったが、丁寧に説明してくれて、また、普通なら触ってはいけないドーム兄弟のガラスの「葡萄と蝸牛文花瓶」を触らせてもらえた。


フランスにおけるアール・ヌーヴォーとアール・デコ

アール・ヌーヴォー、アール・デコとは
工芸、建築、絵画、ファッションなどあらゆる分野に波及した装飾様式の総称
高所得者向けの贅を尽くした高級な装飾美術

ヨーロッパのデザインは、古代ギリシアやバロック、ロココ様式、エジプト、日本風など歴史主義・
異国趣味的な様式を取り入れてのもの。

1.アール・ヌーヴォー(新しい芸術)

    1890年頃から流行が始まり、1900年のパリ万博で絶頂期を迎えるが、1914年の第一     次世界大戦の勃発により、大きく衰退する。
    
    保守層から方向を誤った革新運動と批判された。

特色
  曲線的で装飾過多の美術

    曲線の多用によって複雑で重層的で陰影に富んだ謎めいたフォルム
    自然界に生息する動植物の形状に注目

   優美で物憂げな装飾性

エミール・ガレ
 1878年 パリ万博・・・日本やイスラムの影響を受けたデザインのガラス作品を発表

 1889年 パリ万博・・・ガラス作品の他に、家具もデザイン

 1900年 パリ万博・・・独自のスタイルを確立
  1.自然の研究と高度なテクニック 2.作品に語句を刻むといった主題の精神性
  3.高価な作品と普及品という両立された商業性

ドーム兄弟社
 エミール・ガレに刺激され、「アール・ヌーヴォー」スタイルのガラス作品を制作
 様々なアーティストを招き入れ、多種多様なスタイルの技法を構築
 1900年のパリ万博で大賞を受賞

アール・ヌーヴォースタイルの終焉
思想的であったアール・ヌーヴォー運動がより一般大衆に波及することで、その様式のみが注目されるようになる。

普及品、粗悪品、模倣品の氾濫

複雑すぎるラインと手作業の限界

第一次世界大戦によるヨーロッパ全体の荒廃
 





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