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2018年10月10日17:33

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幕末狩野派展・・・・静岡県立美術館

浜松市美術館の後、静岡県立美術館に行った。

浜松美術館の壁に いろんな展覧会のポスターが貼ってあり、見ているうちに観に行きたくなったので、急に出かけることにした。

車で 出かけていたので、そういう偶発的な感じでも対処できるのである。

電車ででかけていたら、そういうわけには行かない。

静岡県立美術館に行く前に、まずは食事だ。

浜松と言えば、「うなぎ」に決まっている。

連れが調べてくれて、うなぎの美味しい店に連れて行ってくれた。

その店は、NHKの「鶴瓶のなんとか」という番組で 紹介していた店だった。

店の入り口の鶴瓶のサイン色紙と写真が飾られていた。

そのことは知らなくて出かけた店だった。

それから静岡県立美術館に着いたのは、午後2時で、2時間くらい展示を観た。

「幕末狩野派展」

2018年は、明治維新によって日本が新しい時代を迎えた1868年から150年という節目の年に当たります。本展では、明治150年を記念して、明治維新を境に日本絵画史が大きく転換する時代の状況に注目し、幕末に活躍した狩野派の絵師たちをご紹介します。 室町時代から続く長い狩野派の歴史のなかで培われた技術や知識を駆使し、時代にあわせて新しい表現をとり入れた幕末狩野派の絵師たちの作品は、気品と清新な魅力にあふれています。近年、江戸時代に活躍した狩野派の研究が進み、幕末狩野派の個性的な画風などが注目され、その評価は高まりつつあります。 本展では、こうした動向を踏まえ、江戸、京都を中心とする19世紀の東西画壇で活躍した狩野派とその系統の絵師に焦点を当てます。江戸で幕末狩野派のスタイルを完成させた狩野栄信・養信親子の画風と、幕末の京都で活躍した狩野永岳・冷泉為恭といった独創的な絵師の画風を比較し、そのうえで、江戸狩野派の流れをくむ、近年人気の狩野一信らの個性に注目することで、幕末狩野派の旺盛な活動の実態に迫ります。さらには、近代日本画の開拓者・狩野芳崖、橋本雅邦へと続く展開を、幕末狩野派の作品から捉えることも試みます。 日本絵画史上まれにみる活躍を見せ、400年にわたり画埴の中心にいた狩野派の絵師たちは、 幕末という動乱期に、何を、どのように描いたのか。 典雅で美しく、豊艶な幕末狩野派の世界をご堪能ください。

こんなチラシの文句であったが、狩野派の系譜に 河鍋暁斎がいたのには驚いた!



見どころ


(1)幕末の歴史ファン必見!
幕末期を彩る絢爛豪華な作品、革新的な作品が集結します
動乱の時代である幕末の物語は時代劇や大河ドラマなどで人々に愛され、その文化に対する関心も高く、今年は、明治150年の記念展として「幕末」をキーワードにした展覧会が数多く開催されています。本展では、幕末期の絵画作品に焦点を当て、幕末の爛熟した文化を感じさせる華麗な作品、尊皇攘夷活動の中で醸成された王朝趣味・復古的な傾向が濃厚に表れた作品、あるいは近代に先駆ける革新的な作品などを通じ、幕末の絵画の個性、きらめきをお楽しみいただきます。

(2)江戸絵画ファン必見!
近年の江戸絵画人気を支える、個性派絵師の作品がみられます
近年人気の幕末狩野派の絵師・狩野一信の大作「五百羅漢図」(増上寺)が展示されます。本展では、幕末狩野派の様式を築いた狩野栄信・養信の作品とともに並べることで、幕末狩野派の個性はどこから生み出されたのか、その創造のルーツをたどります。

(3)狩野派ファン必見!
当館名物の「狩野派の世界」展が復活!新出作品も多数公開します
当館では「狩野派の世界」展と題し、定期的に狩野派の展覧会を開催しています。本展は、約十年ぶりの「狩野派の世界」展となります。幕末狩野派の有名な大作・傑作以外にも、新出作品や初公開作品が多数展示される点もお見逃しなく 。


こういう展覧会は 初めて観た。幕末の狩野派についての展覧会は、とても珍しいと思った。

明治時代の橋本雅邦などの作品も展示され、幕末から明治における日本画の流れが分かる展示であった。

それにしても、「五百羅漢図」は 壮観だった!!

古の狩野派の名人たちの絵を勉強することもしながら、自分の個性も打ち出している幕末の狩野派の絵師たちの心意気も感じられた。

見応えのある展覧会だった。
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