8月5日
東京では 3月ごろに開催していたビュールレ・コレクションが やっと名古屋で観れた。
「世界最高峰の印象派コレクション、最後の来日!」というので 楽しみにしていた。
そんな展覧会を名古屋市美術館で見せてもらえるなんて、ラッキーだった!!
「絵画史上、最強の美少女。」というルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」も観た。
この絵は、当時としては 最先端の描き方で描かれたものだったので、注文主の気に入らなかったことが信じられない。
こんなに美しく娘を描いてもらったのに、気に入らないとは!
まるで生きているかのような彼女で、髪の毛の美しい輝き、目の表情も 素晴らしかった!!
この絵が 一時的に ナチスドイツに接収され、後に元の持ち主に戻ったのだが、その人がビュールレに売却したので、今回、 こうして名古屋でも観れたというのは、何だか不思議な気がする。
私が この展覧会に 8月5日に出かけたというのは、大原美術館の館長の高階秀爾氏の講演会を聴くという機会に恵まれたからであった。
大原美術館の創立者の大原氏が 自分の趣味ではなくて、人々に見せる為に 美術品を集めていった時期と ビュールレが 収集していた時期が重なるということを聞いた。
結局、高階氏の話は 大原美術館が こんなに素晴らしい美術品を集めていて、それを皆さんに見せているということであった。
私は 大原美術館には一度 行ったことがあり、確かに素晴らしいものであったと思った。
高階氏の話を聞いて、再び 大原美術館に行きたいという気持ちが出てきた。
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