5月20日
東京2日目は、まずは 酸素カプセルに行くことが恒例になった。
東京へ出かけると、ものすごく疲れる。酸素カプセルに入って回復し、いざ、美術館へ。
損保ジャパン日本興亜美術館に行った。
「ターナー 風景の詩」という題名の美術展である。
「100% ターナー! 第1級作品との贅沢な時間」などという文字まで書いてある。
イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)の展覧会です。穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。
ターナーの作品については、水彩画の展覧会を観に行ったことがあった。(その時はターナーの水彩画を30枚観た。)
ターナーの水彩画展では、ターナーの絵ばかりではなく、同時代の他の画家の絵も展示されていた。
それが、今回のこの展覧会では、本当に全部 ターナーの作品だった!!
水彩画、エッチングメゾティント、エッチング、ライン・エングレーヴィング、油彩を観た。
詩の挿絵もあって、こんなターナーを観たことが無いと思った。
本当に
100%ターナーだった!!
ターナーは若い頃から 既に 巨匠だった。
詩の挿絵の原画が展示されていたが、詩の内容を吟味して 上手く絵にしているなあ。と、思った。
それにしても、ターナーに自分の詩の挿絵を描いてもらえるとは良いなあ!!
ターナーの絵で 凄いな。と思うのは、荒れ狂う波を描いた絵である。
ニューヨークのフリックコレクションを観た時に、ターナーの船の絵があって、素晴らしい絵で、サイズも大きい絵が 2枚 向かい合わせで展示してあったのが印象に残っている。
ニューヨークまで観に行ったのは、フリックコレクションというのは門外不出なので、そこに行くしか観れない。
フェルメールの絵を観るのが目的であったが、ターナーの2枚の絵は 特に 印象に残っている。
あんなに大きなサイズの油彩画のターナーを持っているなんて、凄すぎると思った。
郡山市立美術館に ターナーのエッチングなど多く所蔵していることを 知った。
スコットランド国立美術館蔵のものもあったり、個人蔵もあったりして、なかなか観に行けないターナーを多く観れて、大満足の展覧会だった。
京都に出かけた時に この「ターナー展」を開催していることを知っていたが、東京で観たいと思っていた私。
損保ジャパン日本興亜美術館には、もう何度も出かけているので、知っている場所というのが安心できて良いね。
この展覧会は、今年の展覧会のベスト10には入りそうな展覧会であろう。
本当に ターナーを100%堪能できた。
見応えがあり、2時間くらいじっくり観た。
酸素カプセルで回復してすぐに観に行ったので、体力がみなぎっていた。
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