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2018年05月26日15:22

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劇団 唐組「吸血姫」

5月19日

久しぶりに 劇団 唐組の公演を観に行った。

場所は 雑司ヶ谷の鬼子母神である。

鬼子母神といえば、私が 大学生の頃に住んでいた目白の下宿の近くであった。

あの頃は 新宿の花園神社で芝居を観ていた。 「状況劇場」という劇団名だった。

「唐組30周年記念公演」とは、もうそんなに月日がたっていたのか。と、驚かされる。

演出の久保井研が 語っているのを見つけたので、ここに添付する。


「“人間の価値は何なのか?”を問いかける、黙示録のような作品です」

演劇ファンの春の風物詩となっている、唐十郎が率いる劇団「唐組」の全国ツアー。唐組創立30周年という節目の年となる2018年も、シンボルの紅テントをひっさげて、大阪、新宿、池袋、長野、静岡の5ヶ所で公演を打つ。今年の演目は、唐が1971年に「状況劇場」で発表した『吸血姫(きゅうけつき)』。過去いくつかの劇団で上演されたことはあるが、唐自身の劇団の公演としては、何と初演以来の再演となる。上演時間2時間半にもなる大作で、しかも客演に「最後のアングラ女優」と言われる銀粉蝶を迎えるなど、30周年記念公演第1弾に相応しい公演となりそうだ。近年、唐と共同という形で演出を担当している、劇団員の久保井研に話を聞いた。


『吸血姫』は、唐が1970年に『少女仮面』で「第15回岸田國士戯曲賞」を受賞した、その翌年に書かれた作品。歌手デビューを夢見る看護婦、不思議な血を探して流浪する「引っ越し看護婦」、彼女と共に天職を探す男などの愛と挫折の物語が、江ノ島の病院から関東大震災時の東京、果ては戦時中の満州までと、時空を超えて繰り広げられる。唐の戯曲の中でも、誇大妄想に近いぐらいの大スケールで描かれた冒険譚だ。

「話のモチーフになったのは(映画の)『愛染かつら』で、登場人物たちの自分探しの旅の話です。モチーフとして出てくるものは(初演の)時代を表してはいますけど、そこに描かれている論理や思考回路は古びていないと感じます。現在は経済の豊かさが人間の物差しとなり、人は経済体系の中でしか生き方の価値を見いだせない……という世の中になっちゃってますが、実は唐さんは47年前にそれを黙示録のように書いているんです。“金銭が豊かさの物差しなのか? 人間の価値はお金なのか?”という側面を潜り込ませてあり、さらに経済論みたいなものも展開される。その中にはビットコイン騒動など、今の世に起こる現象みたいなことをすでに想定していたような所もあったので、戯曲を読んだ時はちょっとした怖さを感じました。

また唐さんにとっては、『少女仮面』までの半分密室劇のような作風から、登場人物がイデオロギーと戦ったり、現代社会との向き合い方などを考える……という作風に移るきっかけとなった作品だと、僕はとらえています。後の『ベンガルの虎』や『風の又三郎』などの大作をどんどんヒットさせていく、最初のエポックとなったような戯曲ではないかと思っています」

2012年に唐が倒れて以来、過去作品の再演を続けている唐組。最初のうちは、割とウェルメイドで文学的な作品をチョイスしていたが、昨年の『ビンローの封印』から、多少破綻していてもダイナミズムのある作品に挑み始めた。この舞台と、昨年秋に上演した『動物園が消える日』で、特に若手劇団員たちの成長に手応えを感じたことから「化け物のようなドラマツルギー」(久保井)を持つ、この作品の挑戦を決めたという。

「劇場ではない空間に、虚構の空間を作り上げることの面白さ、ダイナミックさ、はかなさ、いさぎよさ。そういういろんな思いをキャッチしてもらえるように、テント劇場っていうものは存在している。(テントが建てられる)公園がある限り、テントが破れてしまわない限りは続けていきたいです。今回は唐さんの長女(大鶴美仁音)と長男(大鶴佐助)も出ますし、その辺も含めて新しい世代にテント芝居の面白さを、上手くつないでいけたらと思います。

また役者が若くなったのと同じように、観客もものすごく若返っているのを強く感じます。もともと年齢の幅は広い客席でしたけど、最近大学・高校生が中心を占めるようになってきて……“おじいちゃんに勧められて観に来た”という人もいるんですよ(笑)。でもそういう若い子が“テントで芝居を観たら、なぜか懐かしい気がした”なんて言うんです。それが紅テントの持つ不思議な力だし、そういうものに助けられながら、その面白さを若い世代に味わってもらえるように、続けていきたいと思ってます」

今回 客演で銀粉蝶が出演していて、だから唐組の芝居を観に行った私。

銀粉蝶も 私が大学生の頃 小劇場で活躍していた女優さんである。
当時、銀粉蝶さんは、とても美しく、存在感のある女優だった。

あれから30年以上もたち、銀粉蝶さんは 年を取ったなあ。と、思った。

今でも存在感のある女優さんではあったものの、こんなふうになってしまったのか。

以前、大鶴美仁音さんは唐組の芝居に出演したことはあったが、こんな主役格の役を演じるようになったとは!

とても存在感のある昔の女優さんのような雰囲気も持っていた。

これからの唐組を背負っていく人になったんだなあ。と、思った。

大鶴佐助さんは、初めて観た。

凄い役をやっていて、少し 唐十郎の面影もあるなあ。と、思った。

47年振りの上演だというので、勿論 初めて観る芝居だった。

47年前にこの芝居を観た人々は何を感じたのだろう?

私は 唐十郎の芝居は まるで古典のように感じた。






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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2018年05月28日 22:54
    銀粉蝶!!若い頃、たしか大曽根にあった大衆演劇の芝居小屋で彼女を見て感激しました。
    思わずその場で彼女のブロマイドを買ったほどです。あのブロマイド、どこへ行ったのかなあ・・・・

mixiユーザー

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