mixiユーザー(id:29290635)

2018年05月22日11:51

122 view

2018年 第2回  東京美術館巡り(その2)

東京国立博物館では、企画展の後、本館の日本美術を観た。

そしたら、長谷川等伯の息子の久蔵の絵が展示されていて、久蔵は若くして死んでしまった人なので、貴重な絵を観た。
惜しい才能であった。

そして、浮世絵の展示は欠かさない。

出口に向かったら、移動販売車がいて、「太田焼きそば」という文字が目に飛び込んできた。

「太田焼きそば」??  有名な焼きそばなのかな?
群馬県太田市に行く案内まで書いてあった。
まさか、「太田焼きそば」を食べる為に 太田市に出かける人がいるんですか?
分からないが、丁度 お昼の時間だったので、ここで買って食べれば、時間の節約になると思った。

なかなか美味しい焼きそばであったが、お祭りの時に売っている焼きそばと味は変わらない気がした。

食べたら、すぐに国立近代美術館へ行った。

それでも、国立近代美術館に着いたのは、午後1時くらいになってしまった。


「横山大観展」
横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念し、展覧会を開催します。
東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせました。やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出しました。
本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探ります。
総出品数約90点を展観する大回顧展です。


《 生々流転 せいせいるてん 》 1923(大正12)年 絹本墨画 東京国立近代美術館蔵 重要文化財 京都展は巻き替えあり

全長40メートル超。日本一長い画巻に水の一生の物語を描く。スタートは山間に湧く雲。雲が一粒の滴となり、地に落ちて流れはじめる。川は周囲の山々や動物、人々の生活を潤しながら次第に川幅を増し、やがて海へと流れ込む。荒れ狂う海には龍が躍り、水はついに雲となって天へと昇る。そして物語は振り出しに戻るのだ。大観の水墨技法のすべてがここに注ぎ込まれている。


《 夜桜 よざくら 》 1929(昭和4)年 紙本彩色 大倉集古館蔵 東京展5/8-5/27展示、京都展6/8-7/1展示

燃え盛る 篝火 かがりび に夜桜が浮かびあがり、夢幻の世界へといざなう。ローマ日本美術展(1930年)に出品された大観渾身の作。



《 紅葉 こうよう 》 1931(昭和6)年 紙本彩色 足立美術館蔵 東京展5/8-5/27展示、京都展6/8-7/1展示

鮮明な色にプラチナが輝く絢爛豪華な作品。力強い造形によって日本画材の美しさを最大限に引き出している。

横山大観展の後期日程のものを観た。

一番豪華だと思えたのは、「夜桜」と「紅葉」の屏風が並んで展示されていて、凄かった!!

「紅葉」は足立美術館の目玉の絵であるが、展示される時期が決められているらしく、足立美術館に私が出かけた時には 展示されていなかった。

悔しい想いを抱えたまま、何年か過ぎ、やっと今回 「紅葉」を観ることができた。

「紅葉」と一緒に「夜桜」まで並んで観れるとは!!

感激してしまい、泣きそうになった。

せっかく観に行ったので、その場所に 椅子があったので、15分くらい座って絵を観た。

この2枚の屏風を観ただけでも、「横山大観展」を観に行った甲斐があった。

いつまでも観ていたい気持ちになったが、まだ「生々流転」を観てない。

次の場所に「生々流転」があった。

「生々流転」を観るには、列に並んだ。15分か20分くらい並んだが、見応えがあった。

「生々流転」の小下絵までも巻いてなくて、全部観れるようになっていた。

この展示の為に、展示ケースを特注であつらえたのかな。と、思った。

「生々流転」の絵は、国立近代美術館の所蔵であるから、時々展示されているが、全部を観ることは初めてだった。

いつもは巻いてあって、一部分しか観れなかった。

本当は 何度も戻って観たいくらいだが、後戻りはできなかった。

「横山大観展」は大人気だった。





5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する