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2017年12月28日12:47

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この1年を振り返って  展覧会

2017年の展覧会で最も 衝撃的な展覧会は、何といっても 東京の国立新美術館で開催された「ミュシャ展」である。

「スラヴ叙事詩」の全点展示というのは、考えられないくらいの展覧会で、現地に行かなければ絶対に観られないものだとこの何年も思っていた。

「いつかスラヴ叙事詩を観たい!」というのが 私にとっては長年の夢で、まさかそれがこの日本の東京で展示されることがあるとは思いも寄らなかった!

ミュシャに「スラヴ叙事詩」という作品があることは、これまでさんざんいろんな「ミュシャ展」を観てきて、デッサンは見てきたが、実物は 現地に行くしかないはずだった。

そんなに凄い展覧会だったが、今 思い返すと 入場するのにそれほど並ばずに観たというのが奇跡に近いと思った。

何年か前に「伊藤若冲展」で あんなに並んで観たのが信じられないくらいである。


また、今年は 葛飾北斎の凄さを改めて感じさせられる展覧会をいくつか観た。

特に「だるせん!」は 葛飾北斎が名古屋に行ってパフォーマンスをした話を初めて聞き、名古屋でそんなことがあったとは知らなかった。

尾張藩士の人と北斎との交流を知ることができ、北斎に親しみを覚えた。

北斎漫画に影響を受けたヨーロッパの画家たちの話も興味深かった。

北斎の晩年に出かけたという小布施に行ったが、改めて 北斎の素晴らしさを感じた。

岩松院の「八方睨み鳳凰図」は、200年以上も前に描かれたというのに、鮮やかな色彩で、よほど高価な絵具を使っていたのだということが分かった。


それから印象深い展覧会は、「写実」というキーワードがある。
碧南市藤井達吉現代美術館での「リアルのゆくえ」、豊橋市美術博物館での展覧会
東京藝術大学美術館で観た高橋由一「鮭」「美人」の絵。
東京国立近代美術館に展示されていた原田直次郎「綺龍観音」
三井記念美術館で観た明治時代に作られた驚異の技巧を凝らした作品


なかなか興味深い1年だった。

いろんな展覧会に付随して、講演会にも参加したので、もっと深い理解ができたように思う。

来年も 凄い展覧会が目白押しなので、東京にも何回か出かける予定である。











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