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2017年12月23日23:52

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おかざき世界子ども美術博物館コレクション「夢10代 誰でもみんな青春だった!

12月23日

今日は、おかざき世界子ども美術博物館と岡崎市美術博物館に出かけ、今年の美術館納めをした。

「夢10代 誰でもみんな青春だ!展」という題名の通りに、さまざまな分野で活躍している著名人ー俳優、歌手、漫画家、美術家、研究者たちの子ども時代の作品が展示されていた。

これまでの展覧会では、ピカソ、ムンク、モネ、平山郁夫などの画家の10代の作品の展示があり、「画家になる人は、子供の頃から 絵が上手だったんだなあ!」と思って、自分とは全然関係ない異次元の世界だと思った。

今回の展示では、元テニスプレーヤーの松岡修造の5歳の頃の絵が何枚か展示されていて、いかにも子供らしい作品で、私が子どもだったころに描いていた絵とあまり変わらない感じだった。

松岡修造は 画家ではないから、絵は こんなもんだとは思った。

松岡修造の言葉「アートは上手い下手だけではなく、感性が大事だということ。だからこそ、僕は今でも青春であり続けたい!」と、書いてあり、彼らしい言葉だと思った。

それにしても、松岡修造の絵を展示するというのはどういうことなのか。と、思った。

松本零士の10代の作品は、「少女」という題名で、3本のろうそくを捧げ持っている少女を描いていて、いかにも漫画家の絵だな。と、思った。

他には、ちばてつやの「人物(弟)」 18歳の頃の作品や漫画原稿「海賊黒いサメ予告編」
主人公はヨシチャンで、新聞配達をするひとりぼっちの戦災孤児
加場博士(かばはかせ)・・・赤い石を発見したために、悪漢にねらわれる
一人娘のユリコ というように、漫画の設定も書かれていた。

バロン吉元、マンガ太郎などの漫画家の人たちの10代の漫画原稿は、もう完成されたものだと思い、漫画家になる人は、子供の頃から 上手だったんだと思った。

渡辺えりの作品もあり、16歳の時に描いた油絵で、高校の演劇部の仲間を描いた作品だった。
静かで大人っぽい 秘めた情熱を描こうとしたという。赤と緑を使ってゴッホみたいな感じで描いていた。版画もあった。

また、俳優の江守徹 「自画像」・・10歳くらいの作品だが、丁寧に描いていて、影まで丁寧に描いたものだった。

加山雄三の17歳の時に作ったというヨットの展示には驚いた!
これはちゃんと海に浮かんだものなのだろうか?

ヤマザキミノリ 17歳の作品「石膏像デッサン」は、ピカソの石膏像のデッサンのように素晴らしかった。

谷川俊太郎(詩人)の10歳の時に描いた絵もあって、家の門に竹刀を持った男の人がいるのを描いていた。

岡本喜八(映画監督)の6歳の時の作品「戦争」では、武器を持った男の人5人と大砲や戦車2台が攻撃している様子を描いていた。空には飛行機が飛んでいたり、そういう時代に子供だった人なんだと思った。
戦争は子供にまでとても影響を与えるものだと思った。
また、「ワダユキコサン」という作品もあり、着物を着た女性を描いていた。
6歳にしては着物を丁寧に描いていた。

中村紘子(ピアニスト)の7歳の時に描いた 絵本「きんのひまわり」という作品は、お姫様の絵と丁寧に書いた字が印象に残った。

小原秀雄(動物学者)の「百獣王国の民」という冊子を19歳に作っていて、表紙のライオンの絵がとてもリアルだった。「世界乃咆吼」という冊子の表紙は 象が吠えている姿を描いていて、それがまた凄かった!

加納典明(写真家)の17歳の時の作品「静物」は、とても17歳とは思えないほど完成度の高い作品で、写真家という人たちも若い頃から 優れたものを持っているんだと思った。

横尾忠則の17歳の時に描いたポスターの数々は これまでも見たことがあるが、プロだね。と思った。



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