横山美術館に行った後、名古屋市博物館に行った。
名古屋市博物館では、「だるせん!」という葛飾北斎の展覧会を開催しており、11月18日には「世界の北斎」という講演会を聴いた。(このことは 以前の日記に書いた。)
12月9日には その第2弾の講演会「名古屋の北斎 だるせんと仲間たち」を聴いた。
「だるせん!」の展覧会の半券を持って行けば、この講演会を聴けることは知っていて、絶対に今回の講演会を聴いておかなければ、北斎と名古屋の話は聴けないだろう。と、思った。
そういうわけで、この講演会を随分楽しみにしていた。
しかし、アクシデントが発生して、この講演会は 期待していたわりには お粗末なものになってしまった。
とりあえず、このアクシデントのことを書きたい。
「名古屋の北斎」とは全く関係ないが、この講演会の30分くらいの所で、いきなり「大きないびき」が聞こえて、その次に、「大丈夫ですか?」という大声が 会場内に鳴り響いた。
それから、講師の人が、「お医者様はいらっしゃいませんか?看護師の方はいらっしゃいませんか?」
会場内には医者はいなかったが、看護師の人は2人いて、すぐにいびきの方へ 行った。
看護師の人が いびきをかいた男性を見るとすぐに、「救急車!」と叫んだ。
10分くらいすると、救急隊員の人が一人 会場内に入ってきて、「いびきをかいた男性」を確認し、「担架を持ってきます!」と言った。
それから6人ぐらいの救急隊員が入ってきて、担架を担いで 男性を乗せ、場外へ運んで行った。
その一連のことが終わらなければ、講演会は始められなかった。
20分くらい中断して、その後の話は 15分あるかないかで終わってしまった。
せっかく 名古屋の人々と北斎の交流の話が聞きたかったのに、「さわり」だけで終わってしまった感じになった。
講師の人も あの騒ぎで 話をする気がなくなってしまったかのようだった。
でも、私は 聴く気満々だったので、寂しい気持ちになった。
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