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2017年12月10日09:17

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横山美術館・・・名古屋に新しくできた美術館

12月9日

名古屋に「横山美術館」というものが出来たというので 出かけた。

横山美術館概要

「 名古屋はかつて、海外へと輸出される陶磁器生産の一大拠点でした。特に現在の名古屋市東区には、瀬戸などの産地に近いという好立地から、多くの陶磁器工場が立ち並んでいました。各産地から運び込まれた陶磁器に絵付を施す、上絵付業が発展するなかで、名古屋絵付と呼ばれる豪華で華やかな作風は、海外でも人気を博しました。

 公益財団法人横山美術館は、明治・大正時代に制作された輸出陶磁器を、里帰り品を中心に展示します。名古屋周辺で制作された輸出陶磁器、日本初の洋風陶磁器であるオールドノリタケ、まとまった作品群を目にする機会が少ない隅田焼など、息をのむほど緻密で大胆な作品の数々を、ぜひご覧ください。

 当館は、平成29年10月1日に開館いたしました。」・・・・横山美術館のHPより

企画展 「今、甦る陶磁器 明治・大正」

「名古屋はかつて、海外へ輸出される陶磁器生産の一大拠点でした。特に現在の名古屋市東区には、産地である瀬戸などに近いという好立地から、多くの陶磁器工場が立ち並んでいました。各産地から運び込まれた陶磁器に絵付けを施す、上絵付作業が発達する中で、“名古屋絵付” と呼ばれる豪華で華やかな作風は、海外でも人気を博しました。
 公益財団法人横山美術館は、明治・大正時代に制作された輸出陶磁器の“里帰り品” を中心に展示しています。名古屋周辺で制作された輸出陶磁器をはじめ、日本初の洋風陶磁器であるオールドノリタケや、まとまった作品群を目にする機会の少ない隅田焼のほか、有田焼、京焼、瀬戸焼、九谷焼、萬古焼など、息をのむほど緻密で大胆な作品の数々を、ぜひご覧ください。」


新しく誕生した横山美術館のチラシを見て、「どういうものか。」と思い、やっと行った。

名古屋の地下鉄では、東山線では「新栄」下車、桜通線では「高岳」下車して、徒歩で10分くらいの場所にある。(チラシには 「徒歩4分」と書いてあるが、私は 行けなかった。)

縦に長い建物で、4階まである。

美術館に入ると、いきなり大きな陶磁器の展示があり、圧倒された。

1階〜3階までは常設展のようだった。

オールドノリタケや、香蘭社、深川製磁、竹内忠兵衛、萬古焼、石黒香々、井上良齊、西浦焼などがずらりと並んでいた。

中にはお人形もあった。陶器の置物も。

まだ出来たての美術館なので、展示を観ている人は、私ともう一人だけだった。(もう一人の人は 早く展示室から出て行ったので、ほとんど独り占め状態だった。)

開館の時は 講演会があったので、きっと大勢の人が ここに訪れたと思うが、それから2カ月余りたち、落ち着いたのかな。

なかなか素晴らしい展示だったので、もっと多くの人に この美術館のことを知ってもらいたい。と、思った。


4階の企画展示では、宮川香山の作品が23点も展示され、七宝の花瓶や皿などが並び、瀬戸焼もあった。

そんな中で 印象に残ったものは、「コラレン」というものであった。 

「コラレン」というのは、白磁の器面に色を混ぜた液体状の粘土でカラフルなグラデーションを施し、ガラス製ビーズを貼り付けて焼き上げる技法。光が当たる角度によって、キラキラした輝きを放つ。英語で「珊瑚のような」と意味する「CORALENE」に由来する。
ざらざらした肌触りが似ていることから「コラレン」と呼ばれ人気を集めた。

私がコラレンというものを見たのは初めてで、「幻の陶器」と言われているらしい。

その「コラレン」が こんなに多く展示されていて、驚いた!30点以上もだったので、本当に「幻の陶器なのか?」と、思ったくらいである。

光の角度を変えて この陶器たちを見たいものだと思った。

「光の角度によって」という言葉のくだりで そう思った。

それにしても、こんなに繊細で美しい陶器を日本で作っていたのかと思うと、驚きと同時に 誇らしい気持ちになった。

ちなみに、この企画展は、2018年1月31日まで。

名古屋にお出かけされることがあったら、ぜひともお立ち寄りください。

まだ見学者が少ないので、じっくりと堪能できます!

私はほとんど独り占め状態で 見学することができました。







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