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2017年12月04日22:34

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院展  名古屋展

12月3日

とうとう院展 名古屋展の 最終日になってしまった。

今日観に行かなければならない。と、思って、松坂屋美術館に行った。

院展は 9月に 東京都美術館で観たが、名古屋の画家たちに会いたくなったので、出かけた。

名古屋展では 必ず 初日に田渕俊夫氏のギャラリートークがあり、最終日には 松村公嗣氏のギャラリートークがあるのが定番である。

松村氏のギャラリートークを聴くのは、院展では初めてだ。

(松村氏の個展で ギャラリートークを聞いたことはあった)

つい初日の田渕氏の話ばかり聞いていた私だった。

院展 名古屋展では、展示室の最初に松村氏の作品が展示されていて、随分東京展とは違うなあ。と、思った。

それで、松村氏は まず ご自分の作品についての説明をした。

ヴェネツィアのゴンドラの絵で、実際に現地に行ったのは冬だったが、絵では夏の風景にしたという。

水の煌めきが美しい作品であった。

松村氏は 愛知県立芸術大学の学長であり、また院展の同人でもある人である。

それで、愛知県立芸術大学の卒業生・学生が 多く 院展に入選しているから、会場が松坂屋美術館とその上の階のマツザカヤホールという二つの会場で 開催されるようになった。

松村氏が言うには、県別でいえば、院展の入選者は 愛知県が一番多いそうである。

愛知県立芸術大学の卒業生たちは 皆 愛知県に住んでいるからなのか。

50何人かが 院展に入選したと聞いた。

初日のギャラリートークと同じように、会場に来ている愛知県立芸術大学の卒業生・学生の入選者が自分の作品について説明した。


それと同時に 松村氏が それぞれの作品の良い点を一言ずつ言った。

「よくまとめている」とかいうことで、決して その作品をけなすことは無かった。

田渕氏では、この作品を 「もっとこうすれば良かった。」という話も出てきたが、松村氏は褒めるばかりであった。

私が注目している作家の河本真里さん本人が説明している時に、松村氏が、「最近は絵描きも美しい人が出てきました。」と、河本さんのことを言った。

確かに、彼女は美しい人であった。

私は 河本さんを初めて見たが、彼女の作品を以前に見た時に、「彼女には才能がある」と思った。

でも、何だか 突き抜けたものは無いように思われた。

本当に上手に描いているのだが、訴えかけてくるものが無い。 少し残念な気がした。

東京展で観た作品で 印象に残っていた作品は、名古屋には無かった。

名古屋展では 愛知県の作家の作品が中心で、あとは同人の人の作品なので、寂しい。

それなのに、料金は同じというのが不公平な気がする。

それにしても、ギャラリートークは いろんな人が 出てきて説明したので、結局1時間くらいかかり、大勢の人が 集まったので、説明は聞いても 絵は見えない状態だった。

ギャラリートークの後、改めて絵を見直して、確認した。





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