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2017年12月02日18:30

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おぶせミュージアム・中島千波館

おぶせミュージアム・中島千波館にぜひ行ってみたいと思っていた。

「おぶせミュージアム・中島千波館は、人と地域と共存する小布施町の新しい文化拠点として、平成4年(1992年)10月22日に開館しました。

このミュージアムは「潤いのあるまちづくり」を進める小布施町が、日常生活に安らぎを与え、そして自己向上のための自発的な行動を地域文化として大切にしていくことを一つの目的として、設立した町立美術館です。

館内には、現代日本画の中心作家の一人である中島千波の作品を紹介する「中島千波館」、そして小布施の伝統文化財である祭り屋台を収納展示する「屋台蔵」があり、そのほか年間を通じて様々な展覧会を開催する企画展示室のほか、ミュージアムショップやカフェなどがあります。」・・・HPより

中島千波について

「日本画家、中島千波は、父中島清之の疎開先であった小布施で1945年に誕生しました。日本画家として院展で活躍した父を追うように、東京藝術大学に進学、日本画を学びます。学生時代は既成の日本画にとらわれない新しい日本画の創造をめざし、ときに反発しながらも制作を行いました。社会に対する疑問、怒りがのちにライフワークとなる「人物画」のシリーズ作り出しました。
その一方で花鳥画も得意とし、桜、牡丹は彼の代名詞の花といっても過言ではありません。「本物より本物らしく描く」という花々は、どの作品も生き生きと額の中で咲き誇っています。伝統を大事にしながら、新聞や雑誌の挿画、表紙絵にも取り組み、最近では天井画の制作や新しくなる歌舞伎座の緞帳を描き、話題は尽きることがありません。
スケール、フィールドは違っても、基礎であるデッサンは丁寧かつ正確です。当館では本画とともにデッサンも展示することで、制作過程などを垣間見ることができますが、卓越したデッサン力は、目を見張るものがあります。
才能、そして努力を兼ね備え、これからも躍進する中島千波。これからも私達を魅了し続けることでしょう。」


中島千波については、東京の郷さくら美術館や時々 展覧会で絵を観ていたから、桜の絵や花の絵を描く画家だという認識を持っていた私だった。

しかし、今回 おぶせミュージアム・中島千波館に行って、「中島千波展・美術館がやってきた!」という企画展を観て、認識を新たにした。

初期の作品は人物画を描いていたり、抽象画のような絵を描いていたのは 驚きだった。

また、最近では山の絵を描いていて、例えばマッターホルンやエアーズロックなどの絵で、スケールの大きな作品であった。富士山も描いていた。

セザンヌの絵でお馴染みの「サント・ヴィクトワール山」も描いていたが、何だかセザンヌの影響というのか中島千波らしくない絵のように私には思えた。

中島千波の絵は 何といっても桜の絵が最高だと私は思う。

一部屋に満開の桜の絵が 9作品も並んで、豪華絢爛というのか、「ここまで出かけて良かった。」と、思った。

それに加えて「秋季紅葉図」もあり、春と秋が共存するあまりに美しい光景に 圧倒された。





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