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2017年03月25日20:58

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東京(5)・・・山種美術館

3月20日

とりあえず 渋谷に出て、バスに乗った。東口のバス乗り場は 仮設のバス停のような感じだった。行った場所は 山種美術館。
この美術館には何度も行ったことがあるが、久しぶりの感じ。
東京には観たいものだらけで、山種美術館は いつ出かけても素晴らしい展覧会をやっていて、ハズレは無いのだが、この頃後回しになってしまっていた。

今回の展覧会は「日本画の教科書 東京編ー大観、春草から魁夷へー」というタイトルだった。
この美術館は 47作品くらいの展示なので、疲れたカラダには丁度良い展示数だった。

何と、今回の展覧会で 写真撮影ОKの作品が2点あり、速水御舟「昆虫二題」のうち「葉蔭魔手」「粧蛾舞戯」であった。でも、うまく撮影はできなかった。絵に自分が反射して写り込んでしまったからである。

橋本雅邦の「日本武尊像」のいかにも歴史画の典型みたいな絵や、横山大観「心神」という題名の絵だが 富士山を描いている絵など、さすがに「日本画の教科書」というタイトルをつけただけの凄い展覧会だった。

でも、山種美術館の開催する展覧会は いつだって「日本画の教科書」と言ってもいいくらいのものなので、今更言うまでもないような気がした。

松岡映丘「春光春衣」は、もう何度も観た絵であるが、華やかな美しい絵で、大好きな絵の一つである。
平安女性が二人いて、満開の桜も描いているいかにも春らしい華やかな絵である。

奥村土牛「鳴門」は、本当にそこに渦潮が存在するようだった。
渦潮を描いた絵は、他の画家にもあるが、何度も絵の具を重ねて描いているんだろうなあ。と、思った。

東山魁夷の絵が4枚展示され、美しいブルーが何とも素晴らしく魅了された。

今回の展覧会で初めて知ったのだが、山種美術館を創るように勧めたのが 横山大観だったということである。
横山大観のおかげで、素晴らしい日本画の数々を 我々に見せてもらえるということである。
ありがとう! 横山大観!



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